煽り歩行
山下です、
私は「後ろを取られる」のが
ものすごく嫌いです。
「後ろを取られる」とは、
自分の背後に人がいること。
もう絶対に許せません。
なぜかって、それは身の危険を
感じるからですよ。
いきなり襲いかかってこられたら、
反撃も回避もできませんから。
だから絶対に許せません。
特に多いのが街を歩いている時。
ピタッと後ろをついてくる人、
しょっちゅういるんですよね。
3メートルくらい後ろを歩きながら、
ジワリジワリとさらに接近してくる人。
いますよね。
そりゃ、その人から言わせれば、
私が自意識過剰なんでしょう。
「悪気はないよ」
「たまたまだよ」
とその人は言うんでしょうね。
でも、本当に本当にそうでしょうか。
あると思いますよ、悪気。
人の背後(死角)って無意識レベルで
安心できるポジションですからね。
私たちには優位なポジションを確保したい
という本能がありますから、もう反射的に
背後を取りたい、背後の方が安心できる
と考えてしまいます。
もちろん背後を取られた側は不安に
なりますし、イラッとしますし、
そりゃ警戒しますよ。
ですから、有利な状態をつくることで、
私にプレッシャーをかけるわけです。
前方を歩いている人に対して圧力をかける
という目的のため、背後をとるわけです。
これってもう、悪気でしょ。
たまたまでもないでしょ。
そして一体何のプレッシャーかというと、
これがまた本当にアホらしいんです。
競争社会で生きる人にとって、1秒でも早く
目的地に到着し、1人でも多くを抜き去ること
は重要(だと思っている)。
ですから競争相手なんですよ、前を歩く人が。
相手の背後を取り、いつ抜こうが、好きなだけ
圧力を発揮できるし、思いのままなんだぜ
というメッセージなんです。
本当にアホらしい。
せかせかと距離を縮め、仮に数歩リードできた
として、一体どれだけの意味があるんでしょうか。
そんなに勝ちたいなら、もっと早く家を出ろよ
っていうことですよ。
10分でも、5分でも早めに出発するだけで
お尻プリプリさせながら後ろから煽る必要も
なくなるわけです。
で、私が実際にとっている行動を
最後に紹介しておきます。
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背後を取られた時の対処法
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1:振り向く
背後に気配を感じた時は、スグに振り向き
相手と目を合わせる必要があります。
もしその人物が“悪さ”を企んでいる場合、
「見てるぞ」
というアピールがあれば、強い抑止力に
なるからです。
滅多にないことかもしれませんが、
後ろからあなたに爆発物を投げつけたり、
ナイフで刺したり、首を絞めたり、
バッグや携帯を盗もうとしたり..
そういう悪いヤツは大勢いますからね。
「まあ、大丈夫だろう」
という考えが一番まずいです。
一度振り向かないクセがついてしまうと、
本当に危ない時、振り向けなくなります。
ですから必ず、スグに、躊躇せず
振り向きます。
「見たら失礼なんじゃないかな」
という心優しい意見もあると思いますが、
そういう遠慮は一切不要。
失礼なのは、わざわざ死角に入り込んで
不安な気持ちにさせている人の方ですから。
2:立ち止まる
ちょっと勘違いしないで欲しいのですが、
その人を見て、ヤバそうな風貌だったら
とにかくダッシュで逃げますよ。
そうじゃない場合のみ、立ち止まります。
理由は2つ。
背後のならず者を先に行かせるためと、
ヤツの進路を少しだけ妨害するためです。
相手は迷惑をかけているわけですから
その分をプチ進路妨害で返すわけです。
私のような器の小さな人間にとっては、
これくらいしないと気が収まりません。
睨みつける必要もなく、ただ宇宙の果てに
焦点をあわせ、直立不動です。
3:再出発
邪魔者を排除できたら、あとは
自分のペースで歩きます。
ただし、前方の人にだけは
細心の注意が必要です。
何も考えず距離を詰めてしまったら
今度は自分が不審者になりますから。
もし追い越す必要がある場合でも
できる限り十分な間隔をとります。
とくに急いでいないのであれば、
その人以上にゆっくり歩くのも
アリですよね。
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