榎木孝明さんは、なぜ30日間不食したのか?

 

山下です、

「俳優の榎木孝明さんが30日間不食達成」

というニュースをみました。

榎木さんいわく、

「30日間食事しなかったらどうなるか

試してみたかった」

らしいです。

動画サイトで検索してみると、

「水分とキャンディーだけ口にした」

と彼が言っていました。

「食っとるやないかい!!」

と、思いっきりツッコミたくなりましたが、
でもまあ凄いことですよね。

30日間、特に食欲は感じなかった。

ただし、血糖値が下がった時には
キャンディーを舐めた。

らしいです。

私はこのニュースをみて、
かなり違和感を感じました。

「なぜ、ニュースになったのか」

不思議だったからです。

驚くような食生活を送っている人は
世界中に大勢います。

今回の榎木さんが起こしたアクションより
もっと過酷な例は山ほどあるんです。

30日間の不食(キャンディー付き)は
まだまだ可愛い方です。

でも、ニュースになった。

なぜでしょう。

おそらく、榎木さん本人がSNSで積極的に
情報を発信したんだと思います。

では、なぜでしょうか。

有名になりたいからでしょうか。

いや、もうすでに有名です。

30日間の不食達成くらいで名前を売ろう
なんて思わないでしょう。

仕事が増えるかもしれませんが、
それほど増えるわけじゃないでしょう。

少しはそんな欲があるでしょうが、
もっと違うメッセージがあるはずです。

おそらくですが、

「食生活を見直す必要性」

について、広く問いかけることが目的
だったと思います。

その証拠として、今回のニュースには
セットで“お医者さんのコメント”が
付いています。

「危険すぎる」

「不健康」

「真似したらダメ」

「100%安全とは言えない」

「きちんと医師の診察を受けるべき」

「きちんと三食」

「栄養学的にも問題」

「血糖値が」

「腸内環境が」

否定的なコメントのオンパレードです。

一人も肯定する医者はいません。

おそらく、これこそ榎木さんの目的
だったんじゃないでしょうか。

物を食べません、なんて言ったら
否定されるに決まっています。

そんなこと、誰だって分かりますよね。

反対されるんですよ、必ず。

絶対に。

この現状を見てもらいたかった。

気付いてもらいたかったんだと思います。

榎木さんに直接本意を確かめていませんから
本当のところは分かりませんけどね。

医師を筆頭に、コメンテーターたちは
不安だけを煽ります。

でも、結果として本人はピンピンしてます。

元気です。

誰から何を言われようとも、

それが答えですよ。

私たちは常にお医者さんの意見を
聞こうとします。

でも、医者もただの人間です。

神様でも超能力者でもありません。

ただのおっさんです。

私たちがこの世のことについて
ほとんど何も知らないのと同様、
医者だって何も知らないんです。

風邪ひとつ、病気ひとつ治せませんし、
今まで治したことは一度もありません。

病気を治すのは、その人の体ですからね。

その患者さんご自身が、ご自身の力で
病気や怪我を治すわけですから。

まあ、言われてみれば当然ですよ。

ですから、私たちは体の声を
一番聞いてあげる必要があるんです。

  • 食事をしたいのか、ウンコを出したいのか
  • 寝たいのか、運動したいのか
  • 遊びたいのか、働きたいのか
  • 笑いたいのか、泣きたいのか

全部、体が知っています。

誰に何を言われようが
体の声を最優先させること。

この考え方が大きく欠けている。

だから30日間の不食チャレンジで
気付いて欲しかったんじゃないでしょうか。

  • 食べることがいいのか
  • 食べないことがいいのか
  • 何を、どのくらい、いつ、どうやって食べるか

ずべて体が知っています。

当然、体が違えば、その声だって
それぞれ違うんですよね。

その声を最大限尊重すればいい。

それだけの話なんですよ。

榎木さんは

「断食じゃないですよ」

と何度もおっしゃっていました。

「食べたくないから、食べないだけです」

と。

つまり、食べたければ食べればいい。

食べたくなければ食べなければいい。

たったそれだけのことなんです。

食事にルールなんてありません。

1日3回食べたい人もいれば、5回の人も、
2回、1回、0回の人もいます。

その人の、

  • 性別
  • 年齢
  • 運動量
  • 経験
  • 体質

によって、本当にバラバラです。

しかも、気候や住居などの生活環境によっても
食事は大きく変化します。

だからこそ、体の声を聞く必要があるんです。

むしろ、それしかありません。

“断食”、“不食”、“ベジタリアン”と聞くと
無条件に反対意見がでてきます。

まるで、「今は問題がない」ような
雰囲気になります。

でも、本当に今は問題がないんでしょうか。

本当に今の医学は私たちのために
貢献しているのでしょうか。

貢献しているとすれば、なぜ病気は撲滅
もしくは減少しないのでしょうか。

逆にどんどん増えているとしたら..

それこそ大問題です。

その大問題を隠蔽するために、
深く考えさせないために
批判だけしているとしたら..

医療だって立派なビジネス。

医者はバリバリの業界人です。

ですから、濃厚な利害関係者である医者は、
私たちの健康についてコメントするべきじゃ
ないのかもしれません。

日記

Posted by 百年一瞬ブログ