熱中症の死者は、なぜ増え続けるのか?
山下です、
「熱中症」
最近よく聞きますよね。
天気予報でも熱中症指数なんていう
情報が追加されています。
死者の数も、2000年ごろは毎年400人、
最近は毎年1000人です。
75%が65歳以上。
その85%が室内で発症しています。
対策として、
「水分補給しましょう」
と言われます。
あなたも聞いたことありますよね。
私は「熱中症」とか「こまめに水を」とか
聞くたびにイラっとするんですよ。
なぜか。
一番の理由は、“効果がない”からです。
テレビやインターネットの情報が有用なら、
死者や患者の数が減るはずですよね。
そもそも減らすために情報を発信している
という意識を感じられないんですよ。
ただ不安を煽る、そして視聴率を上げる。
そんな情報いりません。
害でしかありません。
死者が増えているのは、単純に高齢者が
増えているから。
そして対策が間違っているから。
このままだと、第一次ベビーブームの人たちが
80歳になるまでの10年間、被害者は増え続けます。
じゃあ、どんな対策が有効なのか。
一番必要な方法を言います。
サウナを想像してみてください。
あなたは暑いサウナに入っています。
汗ダラダラ。
隣の人より1秒でもながく我慢しようと
あなたは頑張っています。
フラフラ、限界です。
もし、出口のドアに鍵をかけられたら
1分持たずに意識を失い、死ぬだろうな..
と確信した時、あなたは部屋を出ます。
とにかく外に出ます。
外は涼しいから。
水風呂に飛び込み、頭まで浸かります。
冷たいから。
そのあと、一旦落ち着いたら水でも飲むでしょう。
熱中症の対策も、サウナ対策と同じなんです。
室内が暑いなら、涼しくすること。
クーラーで室温を下げることが最優先。
実際、暑いサウナに入っている時、
「こまめな水分補給」とかどうでもいいですよね。
とにかく外に出ますよね。
暑いなら冷やすことが、一番効果的なんです。
水を飲むとか塩を舐めるとか、そんなの
後でやりたければやればいい話です。
こんなの、誰が考えたって当たり前。
小学生でも分かりますよ。
でも、言わない。
だから私はイラッとするんですよね。
言わないのは、
「節電することで地球を守れるという伝説」
を信じているからです。
残念ながら、命を犠牲にしたところで
地球は喜びません。
きっと悲しんでいます。
- 地球温暖化
- 海面上昇
- 環境問題
- 温室効果ガス
- ゴミのリサイクル
- エネルギー・資源の枯渇
これらの誤報、あるいは捏造の積み重ねで
なんとなく理解されないまま、
「クーラーを使わない=地球を守る」
というイメージが定着しました。
ですから、今さら
「クーラーをガンガン使いましょう」
なんて言えないわけです。
特にテレビ局は。
今後も熱中症の被害者は増えます。
「クーラーを使わない=熱中症」
ですから、
「熱中症で死亡=クーラ未使用=地球を守る」
という関係が根付くのだけは避けたいところです。
業務用のでっかいクーラーで、
キンキンに冷えた部屋から「熱中症指数」とか
「水分補給」とかいう情報が発信されている事実
も忘れてはいけません。
『地球冷まして、部屋冷まさず』
これが熱中症の現実なんです。
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