地球は46億歳
山下です、
今から500万年前。
どういうわけか、ヒトとチンパンジーが
分岐しました。
そして今から50万年前。
どういうわけか、ヒトは
「ネアンデルターレンシス」と
「サピエンス」とに分岐しました。
そして現在。
私たち(サピエンス)だけが
生き残っているらしいです。
ネアンデルターレンシスは
今から3万年前に絶滅したんです。
実際にはもっと複雑な話で、
他にもたくさんのヒトが絶滅
しているみたいなんです。
なので、興味がある場合は
詳しく調べてみてくださいね。
で、私はいつも思うわけです。
「私たちは本当に何も知らないんだな」
って。
私たちがよく使う言葉に
【有史以来】とか【人類史上】
という単語がありますよね。
聞いた瞬間、かなり昔なんだろうな
ってイメージしますよね。
でも実際には、今からたった
6千年前までのこと。
6千年ですよ。
進化の歴史から考えれば、
かなり最近のことです。
今残っている一番古い文字が
6千年前のものだよってだけのこと。
まあ、昔と言えば昔ですけど、
1万年も経っていないわけですよ。
ちなみに、今から6千年前までが『有史』、
6千年前から500万年前までが『先史』です。
なので、ネアンデルターレンシスは
『先史』に生きていたことになります。
なぜ生きていたことが分かるかというと、
彼らの骨が見つかったから。
今から160年以上前にドイツの
ネアンデルという谷で発見され、
科学的な調査が行われましたが、
未だに分からないことだらけです。
私たちサピエンスとは違うヒトだという
ことくらいしか分かっていません。
本当に謎だらけ。
なのに、若干バカにしている空気を
私は感じるわけです。
何も分かっていないにも関わらず、
「昔より今の方が優れている」
という前提がある。
だから、一度もお風呂に入ったこともなく、
毛むくじゃらの復元模型なんかが誕生
するわけです。
私たちは時代とともに技術が進歩し、昔より
暮らしもよくなっていると感じていますよね。
でも、その期間ってたった6000年間の話
なんですよね。
かろうじて残っている記録によると、
今の方が良いことになっている。
それだけの話なんです。
進歩した、改善したと言っても
1万年も経っていないんですよね。
特に私たちが石油や電気を使い始めて、
家電製品や車の技術を向上させたのって、
100年も経てませんからね。
一方、ネアンデルターレンシス。
彼らは45万年生きていたんですよね。
その間、一度も今のような文明がなかった
と言えるんでしょうか。
今以上の文明が繁栄していても
ちっともおかしくないですよね。
1万年って、本当に長いですよ。
それが45回もあったら、どれだけ進歩が
見込めるでしょうか。
そう考えると、
ネアンデルターレンシスの方が
今よりはるかに高い文明を築いていた
と考える方が自然です。
「証拠がないじゃないか」
と言われるでしょうね。
確かにないかもしれませんが、
これもよく考えてみましょうよ。
例えば今の六本木ヒルズ。
1万年後、どうなっていますかね。
特に海底に沈んだりなんかしたら
まず発見なんかできません。
もう跡形もないわけですから。
かろうじて残るかもしれない国会議事堂とか
墓石なんかでも、そのそも発見されない
確率の方がはるかに高いわけです。
まず、見つかりませんよ。
つまり、1万年前とか10万年前の
化石や遺跡の発見に頼っている限り、
今の科学では何も分からないわけです。
これからも何も分からないままでしょうね。
6000年前に誕生した文字すら説明
できないのが今のアプローチです。
でも、私たちサピエンスの能力と
気候などの環境さえ分かれば、
どれだけすごい文明が誕生するか
その確率が分かりますよ。
ちょっと考えれば分かるじゃないですか。
もっと昔から今よりはるかに進んだ文明が
存在したんでしょう。
おそらくヒトが誕生した500万年前も。
そして1000万年前、1億年前、10億年前。
もう数え切れないほどの文明が
存在していたのでしょう。
私たちサピエンスですら、たった100年で
スマホ歩きを覚えたんですからね。
ネアンデルターレンシスだって、
それくらいできますよ。
UFOとか地球外生命体とかいう話より、
格段に現実的な話じゃないでしょうか。
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