「一瞬で心をつかむ文章術」 をレビューしてみよう (著) 石田章洋 / 明日香出版社

2017/07/21

山下です、

お勧めしたい本があります。

石田章洋さんという方が書いた本です。

一瞬で心をつかむ文章術(1400円 + 税)
2016年6月17日発行 / 有限会社 明日香出版社

石田章洋(いしだ・あきひろ)放送作家。1963年、岡山県生まれ。世界ふしぎ発見!(TBS)、TV チャンピオン(テレビ東京)、情報プレゼンター・とくダネ!(フジテレビ)などの番組を担当。番組の企画・構成について高い評価を受けている。

正直なところ、同じような表紙の本って
多いんですよね。

書店に行ったらズラッとありますよ。

なのでパッと見だと、この本って
そんなに良さそうに見えません。

でも、一度手に取ってみて「本物感」が
伝わってきた本なんです。

中身は結構イイです。

ページ毎の文字数が少なくて、すぐ読めます。

イラストや写真もたくさん載っていて、

全体的に「女性が書いたのかな」と
思ってしまうような優しさがあります。

著者の石田さんが、ライターとして苦労していた
20代の自分に向けて書いた本です。

ワープロ時代から現代まで何十年も使えるような
鉄板ルールがふんだんに盛り込まれています。

良いですよね。

では、簡単に紹介しますね。

「一瞬で心をつかむ文章術」レビュー開始!

この本は、全部で9章の構成です。

1章:なぜ文章を書くのが苦手なのか?

初心者の頃、石田さん自身が悩んだ問題と
解決方法が、優しく解説してあります。

「何を書いて良いのか分からない」とか
「書くのが苦痛でしょうがない」とか

よくある悩みがあると思います。

そんな悩みの経験者でもある
石田さんのアドバイス、身に染みます。

石田さんがこの本で一番言いたいことは、

「考えてから書こうぜ」

という一言に尽きます。

実は、書く前に勝負は決まっているわけです。

「テーマを決め」「ネタを集め」「組み立て」、
それから書き始まる。

これが基本だよ、ってことです。

以降、この順番で話は進みます。

2章:テーマに迷わないから速く書ける!

自己満足のために書くのではなく、
読者のために書く。

この視点を忘れてはいけません。

伝説のコピーライター『ジョン・ケープルズ』が
注目していた「12のテーマ」も紹介しています。

12の定番テーマ

  1. 収入を増やす
  2. お金を節約する
  3. もっと健康になる
  4. 医療対策
  5. 老後の安心
  6. 喜び
  7. 家事をもっと楽に
  8. 快適さ
  9. 脂肪をもっと減らす
  10. 心配から解放される
  11. 仕事やビジネスで成功する
  12. 名声

テレビ番組も、このテーマだと
視聴率を取りやすいそうです。

このテーマから一つ選べば、間違いなく
読者に興味を持ってもらえるわけです。

3章:ネタ集めに迷わないから速く書ける!

テーマが決まったら、次は情報収集です。

ここではネタ集めの基本を紹介しています。

どこから、どのようにして情報を集めるのか。

インターネットや書籍などの利用方法が
詳しく解説されています。

石田さんが実際に作成したノートの写真も
掲載されていて、とにかくネタ集めを楽しんでいる
という雰囲気が伝わってきます。

ノートや白板に付箋をペタペタ貼っていて、
自分でもちょっとやってみたくなりますよ。

ちなみに、石田さんの直筆も見れるのですが、
優しい印象の字でした。

4章:組み立て方に迷わないから速く書ける!

先ほど集めたネタを、どのように組み立てるのか、
基本パターンを4つほど紹介しています。

丁寧にラーメンの実例が盛り込んであって、
分かりやすいです。

このパターン通りに情報をハメ込めば、
あとは書くだけ。

5章:速く書き続けるには?

どうせ書くなら、完成度を高くしたいですよね。

でも、「6割くらいがちょうどイイ」らしいですよ。

その理由も詳しく解説してあります。

それと、短時間で早く書くために必要な
時間配分と、休憩方法についても説明されています。

書くことについて基本的な心構えを解説しています。

6章:書き出しで迷わないから速く書ける!

タイトルがあって、最初の文章が「書き出し」。

ここでググッと読者の心を惹きつける方法と
「ある重要な心構え」について説明してます。

書き出しのパターンも11種類紹介されています。

テレビ番組では一旦CMが入る時、
チャンネルを変えられないような仕掛けが
施されています。

「うぅ…早く続きを見せてくれ!」

と言いたくなるようなテクニックこそ、
「書き出し」に使えるわけです。

サラッと解説してあるので、
見逃さないよう注意したいところです。

7章:「?!」をちりばめ、心をつかむ文章にする!

書き出しで心を掴んだら、そのまま最後まで楽しんでもらう。

そんな文章を「美味しい文章」と言います。

美味しい文章にするための6つのスパイスを
ココで習得しましょう。

8章:最終チェックで心をつかむ文章にする!

文章が出来上がったら、もう一度チェックする
必要があります。

「推敲」というやつです。

一人で書いた文章ですがら、かなりの高確率で
独りよがりの文章になっているわけです。

なんだか面倒くさそうですが、
この作業は絶対に必要なんです。

ココでは外せない2つのルールについて
紹介しています。

結構詳しく解説してあるので、
かなり分かりやすいですよ。

9章:「速く」「面白い」文章を書く習慣作り

実は、この本を購入しようと思った決め手が
この章なんですよ。

3つの「言い訳あるある」がイラスト入り
紹介されているのですが、これをみた瞬間。

「お?!」

と食いついてしまいました。

「この人、分かってるな、ただ者じゃないな」

って感じたからです。

実際のところ、この章が一番重要です。

以上、「一瞬で心をつかむ文章術」の紹介でした。

ここがダメ!正直に全部言います..

先ほどは、イイことばかり言いました。

(お勧めなので当然ですが)

なので、最後に「欠点」を言っておきます。

タイトルが意味不明

「一瞬で〇〇」という本のタイトルは
個人的に、なんともシックリきません。

だって、他にもたくさんあるじゃないですか。

私の個人的な意見で、根拠はありませんよ。

でも恐らく業界内で使い回してますよね。
っていう感じが嫌です。

内容とも合ってませんしね。

タイトルを決めた人と、内容を練った人は
多分違う人なんでしょうね。

「文章を書くことって楽しいよ」

っていうことを石田さんは言ってますし、
その雰囲気は強く伝わってきます。

読者との一体感を大切にしている人
なんだろうと思います。

それがタイトルから伝わらないのが
残念ポイントです。

まとまり感が弱い

内容がまとまっていない、わけじゃないですよ。

でも、なんとなく「時間がなかった」感が
あります。

全体的なまとまり、内容のつながり感が普通。

ザ・平均。

はい、全部言いました。

本当かどうかは、あなた自身で手に取って
確かめてくださいね。

個人的にはかなりオススメです。

一瞬で心をつかむ文章術
文字少なめ、読みやすい印象

それでは。