知ってる? iPhone 8 とiPhone 8 Plus のガッカリ・ポイント
山下です、
iPhone 8 が発売されています。
「8にするか、Xにするか」
という話をよく聞きますが、
私はどちらも買いません。
商品を手にとってみるまでは
買いたかったんですよ。
期待していたんですよ。
Apple の発表もライブで見ましたから。
でも、正直ガッカリですね。
だから買いません。
なぜガッカリしたのかというと、
理由は2つあります。
1)脇が甘すぎる
新しく完成したジョブズ・シアター。
そこで最初に行われた発表会。
多くの人が期待していたでしょう。
私もそうでした。
でも、肝心の内容はというと、
「あ、そう。知ってたけどね」
というものばかりでした。
知っていることの確認をしただけで
驚きも、興奮も全くありませんでしたね。
最後に発表された、目玉だった(はずの)
iPhone X。
新しく知ったことといえば、
「エックスじゃなくて“テン”と読むんだよ」
というくらいのことです。
これが最大の驚きだったわけですから、
ガッカリもしますよ。
『リーク情報解説会』だったと言われても
反論できないと思いますよ。
とにかく脇が甘すぎる。
社外秘がバンバン流出しすぎ。
Apple も業績が良いものだから、
調子に乗りすぎちゃったんでしょうね。
ステージに立って発表した人だって
心なしか元気がなかったですから。
「もうみんな知っていると思うけど、
一応仕事なんで」
という表情や、セリフの棒読み感が
伝わってきました。
これはもう相当な覚悟で人材や
管理体制を見直さない限り、
ヤバい未来が待っているんでしょうね。
2)小手先の商品
発表会でガッカリした私ですが、
実際に商品を手にとってみて
もう一度ガッカリしました。
iPhone 8 Plus。
新しい特徴の一つに「ポートレート・モード」
そして「ポートレート・ライティング」という
新機能があります。
(iPhone 8 はナシ)
簡単にいうと、人の顔写真を良い感じに
デジタル修整してくれる機能です。
発表会でもかなりアピールしていました。
特にSNSで自撮り写真を公開したい人には
嬉しい機能だと思います。
私も気になりました。
だから、どんなものか手にとったわけです。
ところが…
「ん?」
という事態に気付きました。
自分を撮影するときは「フロント・カメラ」
を使いますよね。
ところが、フロント・カメラは非対応なんです。
カメラを起動させ、フロント・カメラに
切り替えた途端、この新機能は消えます。
「あれ?あれれ?」
と思い、5回くらい試したんですけど
ポートレート・モードが消えるんですよ、
カメラを切り替えた途端に。
ところが仕様を確認したところ、それで正解。
今回の新機能は外向きのカメラのみ
対応なんです。
そう書いてあります。
フロント・カメラも対応しているのは、
みんな大好き「iPhone X」のみ。
はい。
ここで一気に買う気が失せました。
外向きのカメラで撮るということは、
主に他人を取るということですよね。
自撮りするには不便すぎますから。
そんな機能、私は1ミリも期待していません。
あなたはどうですかね。
自分は撮らないけど、他人なら
イイ感じに撮りたいですかね。
私はそうじゃありません。
普段はほとんど写真を撮りませんが、
撮るんだったら、まず自分ですね。
そして機会があれば、他人。
なんなら、他人の顔をじっくりと撮影する
なんてことは一度もないでしょうけどね。
ですから、ポートレート・モードを
外向きカメラ“のみ”対応したって
使わないわけです。
使わない機能なんて、無いのと同じ。
そもそも、そもそもですよ。
フロント・カメラにも対応させること
なんて簡単にできることじゃないですか。
プログラムを少し書き換えるだけ
のことですからね。
それを、あえてしない。
iPhone X (12万円)だけは対応させる。
買ってもらうために。
そういう根性が、もうダメというか
好きにはなれません。
ですから、もうナシですね。
私は買いません。
これは私の勝手な妄想なのですが、
今のAppleには金儲けのビジネスマン
しかいないんじゃないでしょうか。
いや、金儲けのビジネスマンも大切ですよ。
でもそれだけじゃダメでしょ。
もっと購入者の立場になって
ワクワク感とか満足感を提供する人も
絶対に必要です。
以前のAppleには、そういう人、
そういう熱意が溢れていました、多分。
スティーブ・ジョブズ本人が
そうだったんだろうと思います。
ところが、今は違う。
会社の時価総額、売上、販売台数。
そういう経営者目線の人たちばかり。
そんな現状に不満を持った人が
今回は情報をリークした。
そう考えると、結構納得できるんですよね。
小手先の商品、目先の利益を追えば、
必ず誰かがそのツケを払うわけです。
それが利用者になるのか、経営者なのか、
株主なのかは分かりませんけど。
あなたもiPhoneの購入を考えているなら
購入前にご自身で操作してみることを
強くお勧めします。
間違ってもツケを払わされないように
注意しましょう。
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