TVで乱用。定型文「一般女性」に隠されたサブリミナル効果を暴露

山下です、

「芸能人の〇〇が結婚しました。
相手は一般の女性です」

というセリフを耳にしました。

かなり不快です。

「一般」って何ですかね。

芸能人=特別・特殊・プロ
それ以外=一般・素人・アマチュア

ということでしょうか。

「名前とか写真は公開しませんよ」

という意味で「一般」の女性と言いたいなら、
「異業種」の女性と言うべきです。

芸能界という小さな業界の関係者同士、
居酒屋で会話するときならOKですよ。

「素人だからしょうがないよね」

「一般人だったら土日休めるけどね」

なんて個室で大いに語り合ってください。

でも、それを放送しちゃダメです。

そりゃ芸能界で活躍している
自称プロの芸人さんから見れば、
異業種の人間は一般人でしょう。

でも、彼らの言う「一般人」だって、
何かしらの業界で活躍している
立派なプロですからね。

看護師さんに言わせれば、
医療業界じゃない人は一般人です。

もちろん、芸能人だって一般人です。

農業、教育、土木、行政、飲食、運送…

それぞれのプロフェッショナルから見れば、
芸能人こそ一般人です。

「あ、頑張ってね」

って感じです。

勝手にカメラの前に立って発言している
ただの目立ちたがり、ナルシスト。

誰に頼まれたわけでもなく自発的に映り込み、
台本通りに芸を演じる変な人たちです。

特別でも何でもないですよ。

なのに、芸能界の中にいると視野が狭くなる。

視聴率が高いとテレビ局でおだてられ、

「オレって特別」

と勘違いしてしまう。

そんな勘違いが何年も何十年も続く。

すると「テレビ出演しない人はアマチュア」
なんてことになるわけです。

かなり腹立ちますよ。

人それぞれ価値観が違います。

いわゆる芸能人のようにテレビで顔を露出し、
チヤホヤされることに生きがいを感じる人も
いるでしょう。

できるだけ静かな環境で、誰にも命令されず
自由に自分と向き合う生活を大切にしている人も
いるでしょう。

職場で決められたノルマを達成するために
馬車馬のようにひたすら仕事に励むことで
生きがいを感じる人もいるでしょう。

それぞれ、違います。

それぞれの価値観で、それぞれの職場で働き、
有名な人も、尊敬されている人も、権力者も
それぞれの業界にいます。

もちろん、立派な人は芸能界にもいます。

でも、人口を異業種と人口を比べると
とても少ないんです。

桁が2つも3つも違います。

なので、芸能界で活躍しているような人は
異業種だったら数百倍いることになります。

是非とも「一般人」などと言わないよう
注意してもらいたいですね。

私たちは戦後、テレビ番組を観るようになり、
インターネットも整備され、大きな変化の中
生きてきました。

簡単に情報を発信できる時代です。

昔と比べると、とりあえず有名になることが
簡単になりました。

とりあえず有名になるには、カッコいいとか、
カワイイとか、面白いとかいうような
表面的な評価が重要です。

これはメッキ加工みたいなもの。

実力なんかなくても、中身はスカスカでも、
とりあえず有名になれる時代です。

でも、すぐメッキは剥がれますけどね…

そうして意味のない入れ替わり競争を見せられ、
結果として「本当に尊敬できる人間」が
どんどん減ってきています。

上っ面ではなく、いくら削られても光り続ける
ような人間こそ、私は本物だと思います。

決して素顔を公開しないような
いわゆる芸能人が言うところの「一般人」にこそ
本当に尊敬できる人間が潜んでいるのです。