Jアラートの活用方法が、今ひとつ分からない

山下です、

日本にミサイルが打ち込まれるなんて、
そんなことはありえない。

そう思っている人が多いですよね。

私も、正直そう思います。

ですが、実際にミサイルが着弾してから
色々準備するのでは遅すぎます。

だからこそ、有事の際には一体何を
どうすればいいのかということを
訓練しておく必要はあると思います。

何かあってから慌てるんじゃなくて、
その前に備えておく。

まあ、当たり前の話です。

特に戦争が始まったりなんかしたら、
政府には国民を守ってもらわなくちゃ
話になりません。

全力で私たちの命を守ることこそ、
政府に対して最低限度求められる仕事です。

そのために毎年数十兆円もの税金を
納めているわけですからね。

ところが、2004年の6月まで
政府が国民を守るためのルールは
存在していませんでした。

アメリカとの戦争で空襲を受けても、
法律上、政府は国民を守る必要が
なかったわけです。

今、さらっと言いましたが
本当に酷い事実ですよ。

政府が国民を本気で守ろうとしたなら、
東京大空襲でも、広島や長崎の原爆でも
もっと被害を少なくできたはずです。

ほとんど野放、放置されていたわけです。

20004年6月までは。

そう、この時成立した「国民保護法」で、
やっと政府が国民を守るためのルールが
できたわけです。

それからもう何年経過したでしょうか。

未だに状況は変わっていません。

私たちは放置されているんです。

本来であれば、ミサイル攻撃を受けた時など
あらゆる状況を想定した保護計画を立案し、
なんども訓練を重ねておく必要があります。

なのですが、そのような具体的な動きは
一度もないままなんです。

2017年初め。

戦争のリスクがいよいよ高まり、
政府は自治体に対して訓練の実施を
呼びかけました。

ところが、具体的に訓練や説明会などは
ほとんど行われていません。

これでいいんでしょうか。

私は今、人口が多い町に住んでいます。

役所の責任者に質問したんです。

「ミサイル着弾から国民を守るための計画」

「訓練の実施予定は決まっているのか」

と。

全く決まっていないとのことでした。

もう、開いた口がふさがりません。

絶望というか、脱力感でいつものように
怒る気力すら湧き上がりません。

これでいいんでしょうか。

予定すら“ない”らしいですよ。

一応、ホームページやチラシで
情報は公開しているらしいです。

それに、9月にあった参加者2000人の
避難訓練冒頭で、国民保護サイレンを
一緒に聞いたらしいです。

聞いたらしいです、一緒に。

それ以上は、具体的に政府からの指示が
ないから、特に何もしないらしいですよ。

実際、もう政府からのアラートって
鳴っているんですよね。

通称Jアラート。

鳴りましたよね。

もうすでにミサイルは上空を通過
しているんですよね。

それでほとんどの国民が
行動できてないんですよね。

できなかったんですよね。

それで本当にいいんでしょうか…

ダメでしょ。

全然ダメでしょ。

政府もそうですが、県庁も、市役所も
「何かが起こった時の言い訳」について
入念に準備しているんですけどね。

もし、多くの国民が死亡するようなことが
起こったとしても、責任は追及されない。

「保護しろとは言われてませんから」

と言う気満々じゃないですか。

自分の保身、自分の未来についての
危機管理ばっかりですよ。

何かがおかしい。

そう思いませんか?

親が自分の子供を危険から守る。

当然の行為でしょう。

誰かに言われたから守るんじゃなくて
法令で決められたから守るんじゃなくて
自分から率先して守りますよね。

なぜなら、愛しているからですよ。

当たり前です。

政府と国民の関係だって同じ。

まあ、親子の絆より弱いかもしれませんが、
だからこそお金を納めているわけです。

政府は国民からお金を受け取っている以上、
守る義務があるんです。

「税金は受け取る、でも守りません」

って、それでいいんですかね。

じゃあ何のために納税しているんでしょうか。

政府や行政機関の方が偉いから
上納して当然なんでしょうかね。

あなたの街はどうですか。

備えは万全ですか。

ぜひ、一度と言わず二度三度、
責任者と話しておくことを
強くお勧めします。

まずは実態を把握しておきましょう。

あ、くれぐれも喧嘩は無しで、
冷静にお願いしますね。

日記

Posted by 百年一瞬ブログ