新幹線の監禁プレイで儲ける殿様商売(JR)

2017/07/21

山下です、

京都~新神戸間の電線が切れて、
新幹線が遅れたみたいですね。

私も車内に閉じ込められたことがあるので、
当時の気持ちが蘇ってきました。

はっきりいって「有料の監禁プレイ」。

頼んでもいないのに、一方的に閉じ込められて
不安で、惨めな思いをさせられます。

予定も全てキャンセル。

いつ、復旧するかも未定。

そんな状況で、どこのだれがニッコリ笑顔で

「ありがとう」

なんて言いますかね。

逆です。

「金返せ!」

ですよ。

そう、どんなことが起こっても「乗車券」
だけは返金されないことになっています。

(新幹線だと「特急券」は返金されます)

いやいや、監禁されていることが分かってれば
そもそも乗りませんよ。

予定の変更はいくらでもできますからね。

でも、一旦ドアを閉められたら
もう変更できないじゃないですか。

このような主張をすると。

「でも、あなたは移動しましたよね」

と言われます。

「ですから、返金しません」

というわけです。

例えば、大阪から東京に行きたいとします。

目的地は「東京駅」です。

ですが、深夜まで監禁され、ヘトヘトになり
最終電車もなくなり、「静岡駅」で下ろされます。

そして返金はありません。

「いろいろあったみたいですけど、でも
あなたは静岡まで移動したじゃないですか」

ということで、返金はナシ。

駅から追い出されます。

外は真っ暗。

酔っ払いがウロウロ徘徊しています。

季節によっては寒いです。

お腹も減ります。

決して安全ではありません。

一度も来たことがない場所で、
野宿するか、ホテルにありつけるかを
一から自分で決めるわけです。

鉄道会社にとって、そんなことは
1ミリも関係ないことなんですよね。

自分たちは、時間通り帰って、
お風呂に入って、ご飯食べて
寝るだけですから。

ヘンな乗客のことなんて関係ないですよ…

そんな思いが、態度に出ます。

顔の表情、話し方に出ます。

だから余計に腹立たしいです。

JRが勝手に決めたルールによると
乗車券を購入した時点で、

「何をされても文句は言いません」

という契約に同意したことになっています。

そもそも、そんな契約は無効だし、
即刻改正するべきなんですよ。

せめて、5時間も6時間も拘束したなら
全額返金くらいはしないといけません。

宿泊先や食事まで面倒みたって
やりすぎじゃないですよ。

今のままじゃ、本当に「お殿様」が
「皆の衆」を相手に商売しているのと
ほとんど同じです。

この話をすると、フッと
今村雅弘さん(前復興大臣)を
思い出します。

彼は復興大臣としてふさわしくない
発言で注目され、辞任しました。

大学を卒業し、日本国有鉄道で25年ほど
働いた人です。

たぶん、お殿様気分だったんでしょう。

「皆の衆、くるしゅうない」

といえば、

「ハ、ハハーーー」

と利用者がひれ伏す環境だったのでしょう。

だから被災者の気持ちだって分かりません。

興味もないんでしょう。

だから、「あっちの方だったから良かった」

なんて平気で言えますよ。

これって、駅員さんとソックリじゃないですか。

今回のようなトラブルは、また起こります。

でも、回数は少ないはずです。

滅多にないことだからこそ、
自分たちの戒めも含めて、
全額返金を実現してほしいです。

「車両をホテルとして解放した」

なんて言っているようじゃ、
ため息しか出ません。