核シェルターは買うな!

2017/12/26

山下です、

もうすぐ戦争が起こるかもしれない..

そんなウワサを聞きました。

私は“起こらない”と考えていますが、
未来のことはなんとも言えません。

ですから、最悪のシナリオを用意して
おく必要はあると思います。

そのシナリオとは、

「核攻撃」

を受ける可能性です。

もしかするとあなたも一度くらいは
考えたことがありますよね。

外国から核弾頭搭載ミサイルが発射
されたら、もう地獄ですからね。

それだけは避けたいですし、
誰だって死にたくありませんから。

それで、最近は「核シェルター」が
かなり注目されています。

万が一、核攻撃を受けたときのために
備えを万全にしたい人が増えています。

価格も室内タイプから本格的なものまで
数百万円、数千万円。

バシバシ売れているらしいです。

でも、ちょっと待てください。

残念ながら「核シェルター」は
ほとんど役に立ちませんよ。

理由その1)核ミサイルは飛んでこない

開戦の可能性はある程度あるとしても、
核ミサイルが飛んでくる可能性は
ほとんどありません。

なぜなら、日本の領土に着弾させるには
最低でも30発は同時に発射する必要が
あるからです。

残念ながら私たちのパソコンも含めて、
すでに世界中のソフト・ウェアは
いつでも操作できる状態にあります。

ですから、スパイやハッキングによって
そもそもミサイル発射できません。

また、レーダーや衛星でバッチリ監視
していますから、妙な動きがあれば
すぐに撃墜されます。

そして頑張って発射できたとしても、
着弾するまでに迎撃されます。

この迎撃システムをすり抜けるために、
最低でも30発同時に発射する必要が
あるということです。

動きが大きくなればなるほど、
事前に察知できるわけですから、
すぐに叩かれるでしょう。

そして何よりも、核ミサイルの発射は
自殺行為です。

すでに何十年も前から日本は核ミサイルで
ロックオンされていますが、一度も飛んで
こないですよね。

それは、

核兵器=抑止力

という大前提があるからでしょう。

理由その2)逃げきれない

仮に、核ミサイルが飛んできて着弾した
としましょう。

日本政府の警報で発射を知って、
着弾するまでの時間、ながくて5分。

その間にシェルター内へ避難する必要
があるわけです。

できますかね。

そう考えると、ずっとシェルターから
5分以内のエリアでしか生活できませんよね。

5分以内の距離であっても、
すぐに反応できる体制じゃないと
ダメですよ。

もちろん寝てたらアウトですから、
最低でも毎晩、睡眠はシェルター内で
とることになります。

そして運よく着弾前に避難できた場合でも、
直撃だったらアウトです。

どんなに頑丈なシェルターであっても、
高熱で空気フィルターがやられます。

ですから、希望があるとすれば
運よく5分以内に逃げ込み、さらに
爆心地から半径20キロ以上は離れている
必要があるでしょう。

理由その3)ミサイルだけじゃない

避難時間は「ながくて5分」と言いましたが、
実際は5秒もないでしょう。

なぜなら核兵器は弾道ミサイルだけじゃ
ないからです。

妨害に会い、迎撃され、失敗すると
分かっていながら、超高価な核兵器を
ムダにするわけがありません。

もし、攻撃を真剣に考えているのであれば
潜水艦や船でもっともっと近づいてから
攻撃するでしょう。

兵士がこっそりと市街地で爆発させる
ことだって十分あり得ます。

その場合にはアラートは鳴りませんし、
気づいた時にはもう手遅れですよね。

希望があるとするなら、ずっとシェルター内で
生活すれば、もしかすると身を守れる
かもしれません。

理由その4)人にめっぽう弱い

それでも運よくシェルター内で難を逃れた
としましょう。

直撃ではなかったけれども、それなりに
外は放射性物質で危険な状態です。

そこで3日間ほど過ごしていると、
敵の制圧部隊が押し寄せてきます。

そしてシェルターは完全に包囲され、
ボッコボコに破壊されるでしょう。

その後の悲劇を考えると、もうこれ以上は
想像したくありません。

どうでしょう。

核シェルターって意外と役に立たないかも..
って思いませんかね。

そう、役に立たないんです。

まず、運よく直撃を避けられて生き残ったら、
何よりも風上に逃げること。

その時に放射性物質を吸い込まないような
装備だけあれば十分でしょう。

正しく避難さえすれば、あとは味方が
助けてくれますから、シェルター内に篭る
よりもよほど安全でしょう。

そして、何よりも

「攻撃されること前提」

の思考こそが問題ですよね。

『攻撃されないために、戦争が
起こらないためにどうするか』

という視点が欠落していないでしょうか。

核シェルターを設置する前に、
やれることは山ほどありますからね。

最悪のシナリオを考え、回避するために
もっともっと事前に手を打つことが
私たちならできるはずですから。