未来記憶(池田貴将、サンマーク出版)レビュー

山下です、

正月になると、

「今年の目標は?」

と聞かれ、誕生日になると

「どんな〇〇歳になる?」

と聞かれますよね。

私の場合、一応は答えますけど、
10分後には綺麗さっぱり忘れます。

というのも「目標」ってなんとなく
嫌なイメージがあるんですよね。

現状を否定されているような、
強制的に縛られるような、
そんな感じです。

ですから、イヤイヤ目標を答えて
すぐに記憶から削除するわけです。

そんな私ですから、今まで目標なんて
達成したこと一度もありません。

そもそも目標がないわけですから
達成しようがない、というのが
正確かもしれません。

なので、

「目標なんて意味ないよ」

「どうせ未達成でしょ」

「そのうち忘れるからね」

なんて言ってきました。

まあ、嫌なヤツですよ、私。

無知は損、大損

それで、歳を重ね、経験を重ね、
ある事実に気づいたんです。

「目標について正しく理解していない」

という事実に..

よくよく考えると、家でも学校でも
「目標」とは一体何なのか、
全く教わらなかったんですよね。

ただ、なんとなく「目標」という単語の
意味を知っている“気がする”だけ。

そんな状態で、目標を設定したり
達成したり、語り合うことなんて
はじめからムリなんですよ。

そうですよね。

知らないんですから。

私がこの事実に気づき、唖然としたのは
この本と出会ったからです。

未来記憶

未来記憶——イメージする力が結果を呼び込む

(発)2011年9月20日、サンマーク出版、1300円+税
(著)池田貴将(いけだ・たかまさ):アンソニー・ロビンス直伝トレーナー

ずいぶん昔の本ですよ。

でも、もし読んだことがない場合は、
絶対に読んでください。

かなり重要なことが書かれています。

構成はこんな感じです。

**
目次

はじめに 目標達成に、苦しい努力はいらない
「目標達成=苦しい」は大間違い
成功者は「行動力」ではなく「行動を楽しむ力」を持っている
今ここが、あなたの未来を変える分岐点

第1章 「未来記憶」で「やるべきこと」は簡単にできる
行動を変えるな、感情を変えなさい
すぐ取り組める人と、取り組めない人がいるのはなぜ?
苦しい目標を作っているのは「意味づけ」だった
「やらなきゃいけない」を「やりたくてたまらない」にする法
3種類の「意味づけ」
「未来記憶」の作り方
記憶は「質」より「量」が大事
なぜ、多くの人は目標を達成できないのか?

第2章 2倍早く達成できる目標の立て方
「未来記憶」で目標を立てると、2倍速く達成できる
かなわない目標を立てている人の5つの勘違い
2倍速く達成できる目標の立て方
ノルマを目標にしてはいけない

第3章 「感情」を味方につければ「継続」ができる
なぜ、多くの人は「続けられない」のか?
かならず目標が達成できるEPPRサイクル
感情とは「シグナル」である
感情を味方にすれば、楽に目標達成ができる
「継続」するだけで世の中のトップへの道が開ける
長期的な目標を楽に達成するには

第4章 世界一簡単に夢が叶う計画の立て方
計画を立てる本当の目的は、「ズレ」を作ること
世界一簡単に夢がかなう計画の3つの特色
計画の立て方①「ビジョン・バラバラモデル」
計画の立て方②「問題解決モデル」
世界一簡単に夢がかなう「振り返り」のプロセス

第5章 人生の困難に打ち勝つ「ヒーローズ・ジャーニー」の法則
人生には、全人類共通のシナリオがある
あなたの人生は、今どのステージなのか?
「ヒーローズ・ジャーニー」から生べること
人生最大の壁を乗りこえるには?
真に価値のある人生を歩むために忘れてはいけないこと

おわりに 未来記憶を増やすと、人生は充実する
人生の質を決めるのは「結果」ではなく、どう生きたか
人生が最悪なのではない、ルールがそう思わせているだけだ
幸せになれるルールブックに変えていこう

**

この本、いわゆる「自己啓発本」です。

批判的な意見もよく聞きます。

ですが、そんな意見を跳ね返すほど
素晴らしい内容ですよ。

文体もすごく分かりやすいですし、
太字だけを読めば10分で読めます。

それでも十分内容が理解できるように
書かれた本です。

かなりムリして内容を要約すれば、

「未来記憶をもとに作られた目標で
意味付けされた感情を持てば、
すぐに行動できるよ」

ということ。

  • 未来記憶とは何か?
  • 未来記憶、そして目標の設定方法
  • よくある間違いとは?

こういう内容が第1〜3章で丁寧に
解説されています。

そして第4章だけは重要ですから
じっくりと読むべきでしょう。

ババっと読み終えた時、

「目標のこと、全く知らなかったな」

って私は思いました。

目標を立てる目的、意味って
実は一つしかありません。

それは、

「今、行動したくてたまらなくなること」

たったこれだけなんです。

ですから一ヶ月後、一年後、どうなるか。

きちんと期間内に達成したかどうか。

そんなこと“どうでも良い”わけです。

良い気分で、バシバシ実践して、
結果から多くを学んで、改善し、
成長し続けること。

そのための「手段」でしかありません。

そう考えると、肩の力がスーッと抜けて
なんだか目標立てたくなりませんかね?

めちゃくちゃ簡単だし、
楽しそうですよね。

そういう前向きな気分でいること自体、
それだけで価値が高いと私は思います。

ちなみに著者の池田さんって、もう昔から
動画で情報を発信していらっしゃいます。

あなたも検索してみてください。

すぐに大量ヒットするはずです。

個人的に、私は池田さんの喋り方、
嫌いでした。

いや、今も嫌いです。

必要以上に顔と手を動かす話し方が
生理的にムリなんですよね。

でも、この本は違います。

池田さんのエネルギーが詰まった一冊。

動画は観なくてもOK。

でもこの本だけは要チェックですよ。