日曜午後、恐怖のサザエさん

山下です、

私が会社勤めをしていた頃のこと、
今でも時々思い出します。

それも夢の中で..

いわゆる「悪夢」ってヤツです。

心臓がバクバク鼓動して、
ぐっしょり寝汗をかいて
ハッと目覚めます。

「またこの夢かよ…」

という感じです。

当時の上司や先輩、後輩たちが
もれなく全員出演し、いつも
どうしようもなく追い詰められます。

もうグッタリですよ。

これ、トラウマってやつでしょうね。

それで当時のことをボーッと
時々思い出してみるわけです。

楽しいことも沢山ありましたが、
辛いことはもっと沢山ありました。

特に日曜日の午後。

気分の落ち込みようといったら
もう最低最悪レベルでしたね。

「明日からまた仕事か…」

とらえようのない漠然とした不安。

どこまで逃げても逃げきれない。

そんな絶望を感じながら、新宿の
中村屋でカレーを食べてましたよ。

ですから今でも「中村屋」と聞くと
ゾワっと悪夢が蘇り、脇汗が出ます。

あ、こういう言い方だと誤解される
かもしれないので言っておきますが、
とても良心的な会社でしたよ。

上司や先輩方も私の事を気にかけてくれる
ような優しい人ばかりでしたし、給料も、
福利厚生だって素晴らしかったです。

最後の最後まで良心的に接してもらいました。

もちろん「中村屋」のカレーが美味しい
ことは言うまでもありません。

だからこそ、不思議なんです。

「なぜあんなに嫌だったのか?」

って思うわけです。

もうずいぶん時間がたった今、
冷静に原因が分かってきました。

「日曜の夜が怖い」というトラウマ、
実は私が子供の頃から感じていたんです。

オ、オ、キ〜な、そ〜らを

高校を卒業する頃にはすっかり消えた
と思っていたのが、社会人になって
再発したということが分かりました。

私が小学生6年生だった頃、テレビで
「サザエさん」のエンディング・テーマ
たまらなく怖かった事を覚えています。

「今日は楽し〜〜」

「今日は楽し〜〜」

「は〜イキ〜ン〜ぐ〜〜〜」

あの恐怖を連想させる声、
おどろおどろしい歌い方。

「ちっとも楽しくねーよ」

って、今でも思います。

もちろん、エンディング・テーマだけ
じゃなくて、私が生きていた環境が
そう感じさせたんです。

「また、学校に行かないといけない」

「イジメるような友達とは関わりたくない」

「宿題を終わらせないといけない」

「テストで高得点を取らないといけない」

「夕飯の前にお風呂掃除をしないといけない」

「お父さんが好きなNHKを見ないといけない」

本当は全部やりたくない。

やらずに無視して自由気ままに生きたい。

でも、やらなかったら怒られる。

そういう心境でした。

人生でイヤな事、1秒でも忘れていたい事が
エンディング・テーマで一気に思い出される。

だから、たまらなく怖かったんです。

それからこの問題を放置したまま大きくなり、
社会人で再発、辞めた後も悪夢でうなされる。

こういう流れだったんですよね。

最終的にこのトラウマを解決するためには、
本質を突き詰め、認識する必要があります。

耳をすませば

それで今、私が認識していることは、

「心の声を聞いてなかった」

ということなんです。

私は子供の頃から、両親、先生、友人たちの
意見を気にしながら生きてきました。

ほとんど全て、自分の行動を決められて、
生きてきたわけです。

起きろと言われて起き、
食べろと言われて食べる。

学校へ行け、座れ、宿題しろ、
手伝え、仲良くしろ、寝ろ…

そう指示されて、動いてきました。

従わなければ生き残れない、と
信じていた部分もありました。

本当は何をしたいのか、
どう考えているのか。

自分の意見を極力持たず、主張せず、
無いことにしていたんです。

それじゃあ、長続きするわけがありません。

折れるのも時間の問題でしょう。

「心の声を聞く」

この考え方にようやく気づいたのが
なんと会社を辞めてからのことですから、
まあ、随分と遠回りしました。

あなたはどうでしょうか。

心の声、聞こえてますかね。

もし聞こえないなら、おそらく他からの
騒音がウルさ過ぎるんでしょう。

特に、テレビやYouTubeなど
他人が作った動画は、あなたの心を
黙らせてしまう効果があります。

まあ、それでも十分幸せなら
特に問題なんてありませんよ。

でも、もしも今の現状に不満があったり、
将来が不安だったりする場合は、
情報を遮断し、静かな部屋で心の声に
耳を澄ます必要がありますよ、絶対に。

耳をすませば、必ず聞こえてきますよ、
あなたの心のささやきが。

そしたら他のどんな意見よりも
最優先させるべきでしょう。

あなたの人生、一度きりですからね。