「マネー争奪ゲーム依存症」大流行の恐れ
山下です、
「お金のために働くな!」
というセリフ。
もう何度も聞きました。
その通りです。
その通りなのですが、知っていることと
実践できていることは別物。
やっぱりお金のために働いてしまうもの
だと思います。
生活資金がなかったら、家賃も払えず、
食品も購入できず、光熱費も払えません。
それじゃ、死にます。
事実です。
ですから私たちは、最終的には
“お金”目的で行動してしまいます。
もしかすると間違っているのかもしれない。
でも、とりあえず今はお金が必要だから、
今“だけ”は余計なことは考えず、
お金儲け“だけ”に集中した方がいい。
そう自分に言い聞かせ、働きます。
やがて一年過ぎ、二年過ぎ、三年過ぎた頃には
もうお金のために働くことが常識、当たり前の
状態になります。
そうして、
「お金のために働くな!」
というセリフを聞くと、
「何も分かっちゃいないな」
「世の中そんなに甘くないんだよ」
と反論するんですよね。
ガードを固め、今までの自分を頑なに守り、
いつの間にか変化を恐れるようになります。
お金のために働くだけの人生が完成します。
マネー争奪ゲーム依存症
誰も借金をしないことを前提にすれば、
お金の総量は決まっています。
ですから、あなたの収入は誰かの支出であり、
あなたの支出は誰かの収入なんです。
つまり、お金を稼ぐということは、
「誰かのお金を奪う行為」だ、
とも言えます。
実はお金のために働いてはいけない
一番の理由がコレ。
お金には中毒性があり、のめり込むと
視野がググッと狭くなります。
これって、コカインとかギャンブルの
依存症とほとんど同じなんですよね。
「他人のことなどうでもいい」
「とにかく自分だけ良い思いをすればOK」
「稼いだ金で、あとは気ままに生きる」
そう考えるようになるんです。
事実、お金持ちはどこまでも資産を増やし、
貧乏人はどこまでも苦しんでいます。
私だって、同じ人間として、
すごく気持ちは分かります。
でもそれって、本当に意味のあること
なんでしょうか。
特に最近は強く思います。
もっと助け合うべきなんじゃないか?
って。
ある程度稼いだら、困っている人にも
手を差し伸べるべきでしょう、本来は。
お金をバラまくのではありません。
成功体験をシェアしたり、相談を受けたり、
もっと上手くいく方法をアドバイスする
ことがとても重要なんです。
そうすれば、他の人も成長できますし、
人間関係も生まれ、結果的には全員が
幸せになれるからです。
大成功の秘密
一人の能力には限界があります。
どんなに優れた才能であっても、
その強みは弱みになるからです。
包丁を研いで切れ味を上げれば、
サクサク食材を切ることが出来ます。
と同時に、指を切断したり、人を殺傷
してしまう危険性も上がるわけです。
逆に、錆びて刃こぼれした包丁は、
全く調理に不向きであっても、
怪我するリスクが下がります。
人間の持ち味や才能だって全く同じで、
強みは弱みになります。
弱みは強みになります。
だからこそ、一人ではなく仲間と助け合い、
苦手な部分は誰かが補えるような仕組みが
絶対に必要なんですよね。
完璧な人間は一人もいない。
だから弱点は他の人が補う。
他の人の弱点は補ってあげる。
この助け合う仕組みの中で、たまたま
お金目的で助け合うときもある。
「お金のために働くな!」
という意味は、つまりは
「お金より人間同士の繋がり、
助け合いの方が重要だよ」
という意味なんでしょう、多分。
一瞬で終わる人生。
確かに「お金争奪ゲーム」だけじゃ
味気ないな..と思う今日この頃です。
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