日銀マイナス金利の影響

2016/06/01

「日本銀行が政策金利残高に対する金利を
マイナスに変更しました!!」

… って言われても、

私には意味が理解できません。

理解できないんですが、

「マイナス金利だ!」

「前代未聞だ!劇薬だ!異例なんだ!」

などと言われたらヤバイ気がします。

しますよね?

で、

ちょっとだけ「マイナス金利」について
私なりに考えてみました。

若干ながくなるかもしれませんが、
最後までお付き合いください。

1. 「マイナス金利」を理解

先ず単語の意味を知らないことには
マイナス金利について理解できません。

なので、「マイナス金利」という単語を

「マイナス」と「金利」

とに分けて考えてみます。

さらに踏み込んで、「金利」という単語も

「金」と「利」

に分けて確認しておきます。

それではパッパと行きます。

1-1. 金の意味

1: 金属鉱物(金 Au、銀 Ag、銅 Cu、鉄 Fe、など)

2: 貨幣、お金

..

今回は当然 2 の意味です。

1-2. 利の意味

1: 役に立つこと

2: もうけ

..

これも今回は 2 の意味です。

1-3. 金利の意味

さて、「金」と「利」が並んだ
この「金利」という単語。

つまり「お金」と「もうけ」が
一つになっているわけです。

ここまで単語の意味を共有してもらった上で
本題の「金利」について話しますね。

「金利」には以下2通りの意味があります。

1: 利子・利息

金額です。

お金を貸した人は借りた人から「利子」を受け取り
お金を借りた人は貸した人へ「利息」を払います。

つまり、利子も利息も同じ金額なのですが
主語で使い分けます。

あなたが銀行口座に預金した場合、
あなたは銀行から利子を受け取り、
銀行はあなたに利息を払うわけです。

2: 年利

割合です。

一年間お金の貸し借りを行った場合に
どれくらいの利子(利息)が必要なのか?
という割合の意味です。

..

今回はどちらの意味なのか
一瞬迷うところです。

ですが、

おそらく 2 でOKだと思います。

つまり『年利』です。

1-4. マイナス金利の意味

さて、ここまで

金利という言葉は「お金 + もうけ」であり
利子(金額)、もしくは年利(割合)

という意味が分かりました。

どちらかといえば「プラス」のイメージですよね。

そこに「マイナス」という単語を付けるわけです。

パッと見ると「マイナス+プラス」という感覚で
頭が混乱します。

例えるなら、

「マイナス食事」 … 嘔吐

とか

「マイナス恋愛」 … 憎悪

とか

「マイナス正解」 … 間違い

とか言われるような感覚です。

「なんじゃそりゃ」って感じですよね。

先ほど説明した通りなのですが、
今回は「年利(割合)」の意味です。

なので「マイナス金利」と言っても
間違いではありません。

年利がマイナスという意味ですからね。

であれば、私のような素人のことも考えて

マイナス『年利』

と最初から言ってもらいたいな..
と思うのは私だけでしょうか。

あなたはどう思いますかね。

「マイナス年利」と言い換えたとしても、
まだまだ私には理解できないんですよ。

実はココからが今回のメインです。

2. 日銀マイナス金利の不思議

ここまで単語の意味は理解できました。

それでも、依然として腑に落ちません。

「あなた、頭悪いですね」

と指摘されそうですが、それでも分からないんです。

その理由を言わせてください。

2-1. 事実上あり得ないマイナス金利

年利がマイナスになるということはつまり、

【お金を払ってでも、お金を貸す】

ということです。

レンタカーで例えてみましょう。

自動車を借りたらレンタル料金を払いますよね。

1日だと五千円くらいはします。

ところが、1日車を借りたら5千円『もらえる』
と聞いたらどうでしょう。

1ヶ月だと15万円、1年だと180万円です。

支払いではありません。

車を返却するとき、レジで受け取る金額です。

だったら何台でも借りますよ。

そんなのあり得ないじゃないですか。

そう、あり得ないんです。

だから「マイナス年利(金利)」も
到底理解できないんですよね。

『1万円札。実はマイナス1万円札だった』

という話を信じるくらい、難しいです。

私にはムリです。

2-2. 資本経済の崩壊

でも、仮に信じることができたと仮定します。

そして全人類も信じた..と仮定します。

そうすると紙幣を持っていればいるほど貧乏人
ということになります。

みんなが預金ゼロ円を目指す世界ですよ。

あなたがレストランで食事を注文すれば
お会計の時、レジで現金を差し出されます。

あなたがサラリーマンであれば
給料日にあなたが会社にお金を支払います。

お金を払うために働く世界。

お札を一枚でも減らすことに苦労する世界。

おそらく日本経済は一瞬で破綻します。

3. マイナス金利の正体

ところが …

今現在、日本経済は健全です。

健全じゃないと言われるかもしれませんが、
少なくとも普通に買い物してますよね。

なので、

繰り返しになりますが理解できないんですよね。

ここまで、私の理解が大幅にズレていないなら

日銀マイナス金利(年利)は事実上実行されていない

と考えるべきだと思います。

さらに詳しく解説しましょう。

3-1. マイナス金利の詳細

日本銀行には当座預金があります。

私たちが銀行で口座を開設するように
銀行が日本銀行に口座を開設しています。

銀行が日本銀行へお金を貸しているわけです。

(もちろん、銀行が使うお金は私たちの預金です)

白川前総裁の頃は50兆円ほどでしたが、
黒田総裁の今、260兆円くらいです。

アベノミクス(量的緩和)なんて言われて
ざっくりと知られていますよね。

で、今回のマイナス金利の話です。

===========
日銀マイナス金利の詳細
===========

本来、金利は 0 % でした。

それが2008年10月以降
日銀は金利( 0.1 % )を払ってきました。

プラス金利になったわけです。

全額に対して 0.1 % ですよ。

そして2016年2月以降、

10〜20兆円ほど(変動します)に対して
マイナス金利( – 0.1 % ** )を適応することになりました。

** 外国の銀行が4兆円ほど

残りの210兆円は金利( 0.1 % )で
今まで通り『キッチリ』定額です。

その他30兆円ほどは金利ゼロになりました。

ということです。

「あれ?」

って思いますよね。

「まだまだ全然プラスだね」

って思いますよね。

多く見積もってマイナス金利分が30兆円としても

210 兆 – 30 兆 = 180 兆

ですから、

180 兆 × 0.1 % = 0.18 兆

銀行は1800億円も利子を受け取っているんですね。

どこがマイナスなんでしょうか。

プラスもプラス、

超・超・超プラス金利です。

ちょっと桁が大きすぎてピンとこないですが、
又貸しするだけで1800億円ですよ。

空調の整ったオフィスにゆったりと座り、
右手でカチッとクリックするだけで
1800億円の売り上げです。

私たちが汗水垂らして、50年間働いたとしても
いくらほど稼げるんですかね。

悲しくなりますよ。

銀行は私たちから借りたお金(預金)を日銀に又貸し
しているので、当然ながら私たちにも利息を払います。

私たちが銀行から受け取る年利は 0.02 % です。

仮に、私たちのお金を全て銀行が日銀へ貸したとして
利息分を差し引いてみると、

180 兆 × ( 0.1 – 0.02 ) % = 0.144 兆

です。

ところが大手銀行では早速利下げしたので
金利は 0.001 % に減りましたよね。

なので

180 兆 × ( 0.1 – 0.001 ) % = 0.1782 兆

とまあこんな感じで銀行は差額分

0.1782 兆 – 0.144 兆 = 0.0342 兆

342億円の利益を上乗せしたことになります。

3-2. 通常の金利とは

もう忘れているかもしれませんが、
2008年までは金利ゼロでした。

そう、基本ゼロだったんですよ。

それが2008年10月から暫定的に
0.1 % に増えました。

当初は、

「すぐ止めるからね。今だけだからね」

というニュアンスだったと思います。

ところが、2016年の今でも
日銀はズルズルと利息を払い続けています。

全くマイナス金利じゃないわけです。

今までよく理解できなかった私も、
ここでようやく理解できた気がします。

4. まとめ

日銀の政策金利残高に対するマイナス金利は
預金全体のごく一部(約10%)でしかありません。

なので事実上「プラス」ですから
全く影響はないと思います。

なので「マイナス金利」という単語自体
半年も経たず忘れられるでしょう。

しかし、私たちが受け取る金利は
0.001 % まで下げられました。

おそらく私たちが生きている間
上がることなどないでしょう。

4-1. 印象操作

今回、日銀のニュースを聞いてから
私はずっと意味が分かりませんでした。

それと同時に

「できるだけ丁寧に、正確に」

国民に対して説明しようとする姿勢が
ほとんど感じられませんでした。

それどころか

「さあ、大変だ。大変だ」

と無意味に不安をかきたてるような情報が
多く拡散されたのではないでしょうか。

「マイナス」という言葉を巧みに利用し
ギリギリの印象操作も行われました。

その目的は私には分かりません。

でも、最終的には私たちの未来を
良くするためだと信じたいです。

「何のための、誰のための政策なのか」

日本銀行の責任者も民間の報道機関も
もっと積極的に説明する必要があります。

小学生でも簡単に理解できるレベルで
お願いしたいところです。

4-2. 火事場泥棒

少し言い方はキツイかもしれません。

でも、これだけは言っておきたいんです。

「マイナス金利」を口実にして
結果、私たちの金利が減りました。

スピーディーに減りました。

ドサクサに紛れてササッと実行したこの様子は
まるで火事場の泥棒みたいです。

銀行が日銀から受け取っている利子というのは
本来ゼロ円に戻ってもいいものです。

私たちが貸したお金を日銀に又貸すれば
それだけで利益になるということ自体
ズレていると感じます。

なんとも楽な仕事ですよね。

平日午後3時ジャストでシャッターを閉める
あの様子を見ると余計にイラッとします。

4-3. お金を使ってください

いろいろと言いたいことはたくさんありますが、
そろそろ話をまとめます。

なんだかんだで、政府も日銀もその他の金融機関も
全て共同体です。

仲間です。

ですから、全員が同じ目的のために
動いていると思います。

では、同じ目的とは一体何なのか。

それは

「景気を良くしたい」

ということに尽きると思います。

少なくとも、そう信じたいです。

もっと端的に言えば

「お金をもっと使ってください」

ということです。

マイナス金利を口実に私たちの金利を下げたのも
結局は貯金するメリットを減らすことで
もっと使ってもらう狙いがあるのかもしれません。

いろいろ意味不明な小芝居があったとしても
それであれば、最後は納得できます。

お金は交換チケットです。

簡単に他のものと交換できる便利なお札です。

交換するためにあるわけですから
貯めててもあまり意味がないんですよね。

使わないと。

使えば景気も良くなって、給料もアップして
そしたらもっと使うようになります。

そこで問題なのが

「何に使うか、何と交換すればいいのか」

という情報があまりにも少なすぎることです。

4-4. 今、私たちができること

これはかなり個人的な意見かもしれませんが、
70歳以上の先輩方は、とにかく好きなことに
お金を使っていいと思います。

旅行に行ったり、美味しい食事を楽しんだり
家を建てても、自動車を買ってもいいです。

とにかく貯金してても最後は半分没収されますから
後悔のないよう、好きなものと交換して欲しいです。

一方、

60歳以下の人は勉強する必要があります。

好きなものになんでも使っていたら、
貧乏になってしまいますからね。

「何に使うか、何と交換すればいいのか」

勉強しましょう。

子供にとっては人生を決定付けるくらい
重要なポイントになります。

20年後、30年後の日本で活躍するのは
今の小学生や幼稚園児です。

彼らには

「お金の使い方」

についての教育が絶対に必要です。

急に「さあ、お金を使え」なんて言われても
無駄に浪費するだけですから。

それじゃあ誰も喜びません。

かといって、盲目的にひたすら銀行に貯金する
では日本経済は発展しない。

ですから、今こそ

もっと積極的にお金を使うための教育

が求められていると考えます。

そして、みんながお金を使いたくなるような
新しいビジネスを創り出す教育も重要です。

そういう意味でも、ネットビジネスは
最高のきっかけになります。

あなたがネットビジネスに真剣に取り組むことで
あなたの子供(孫)が活躍する未来で必要なスキルを
全て学ぶことができます。

今後ますます拡大するインターネットを利用し、
近い将来、億を稼ぐ小学生も誕生するでしょう。

「日銀マイナス金利」の話だったのに、
結局ネットビジネスの話になってしまいましたね。