ネットビジネス最大のデメリットを話そう

山下です、

昨日温泉に行ったのですが、
やけに人が多かったです。

60代70代の先輩たちが、
団体で入浴していました。

混雑するとアレなんで、正直
イヤだなーと思いましたよ。

それで足早に大浴場へ向かいました。

そこでちょっとビックリしたのが、
黄色いボールがたくさんプカプカと
浮いていたんです、お湯に。

私は視力が低く、湯けむりもあって
最初はその正体が分かりませんでした。

団体客がやけに

「ゆず、ゆず」

と話していたので、おそらく
無数の“ゆず”を浮かべていたんでしょう。

ゆず湯ってやつです。

冬至は「ゆず湯」でポッカポカ

そう、昨日は冬至。

一年で最も昼が短い日。

9時間46分。

関東地方(12月22日)
日の出:06時47分
日の入:16時33分

ちなみに一番長い日、夏至は
14時間34分。

関東地方(6月21日)
日の出:04時26分
日の入:19時00分

実に4時間48分の差..

かなり大きな違いですよね。

そう考えると、1日を24時間で考え、
「何時になったからどうする」という
発想自体が不自然なのかもしれませんね。

私たちが勝手に決めたルールですし、
自然から言わせたら「そんなの関係ない」
っていう話ですからね…

話を戻します。

温泉では大勢の高齢者たちを
観察することができたわけです。

そこで一番印象的だったのが、

「お年寄りは孤独」

という事実でした。

歩けて、気心の知れた仲間がいれば
まだ幸せだと思います。

でも、そうじゃない人も沢山います。

一人で、思うようには歩けず、
もちろん車の運転なんて不可能。

そんなお年寄りも結構いました。

まだ助けてくれる人に恵まれている分、
温泉に行けるだけ幸せなのかも知れません。

そうじゃない人たちが、おそらく
部屋の中でジッと過ごしている人が
何百万人もいるんでしょうからね。

悲しい一匹オオカミ

私は唖然としたわけです。

「個人主義」

という言葉がパッと頭に浮かびました。

一人勝ち、ライバル撃破、競争社会…

得られるメリットも多いですが、
デメリットだって多いんですよね。

私たちは幼少期から、自分だけ勝って、
自分だけお金を稼いで、貯金して、
それなりに生きていけばいい、
という価値観を教えられています。

もちろん、私もそうです。

気に入らない人と会うのは大嫌いですし、
できることなら一人で生きて生きたい
と考えています。

混雑した駅のホームで、電光掲示板を見上げ、
目の前で立ち止まる人でもいれば、

「邪魔なんだよ!」

と思うこともあります。

おばちゃんが自転車に乗るとき、
一旦立ち止まって足元を確認し、
10m助走してからこぎ始めると、

「さっさと乗れよ!」

と眉間にシワをよせたりもします。

特に目の前でやられると、イライラします。

小さな人間なんですよ、私って。

でもこれ、今だけは「個人主義」のセイに
させてください。

きっと私たけじゃなくて、あなたも
他の大勢の人たちも感じているハズ。

もっと助け合い、温かな心で接する
べきなんですよね、本来は。

でも、そういう人は少ないでしょう。

しかもどんどん減少しています。

人の助けを借りて、やっとの思いで
温泉まで辿りついたご老人。

ただ観察していた私。

外を見ると、自動車なんて無数に
走り回っているわけです。

ワゴン車とかSUVを一人で運転
している人だってゴロゴロいます。

そのうち、誰か一人でも、

「移動したくて困っている人」

を助けようと考えているでしょうか。

いないでしょうね。

偽善に聞こえるかもしれませんが、
ちょっとだけでも個人主義を捨てて
もっと密に助け合う社会であれば、
どれだけ豊かな日本になるんだろう
って思います。

助け合って、乗り合えば
車の数も激減するでしょうし、
購入費、維持費、駐車場代など
出費も激減するでしょう。

外出できる老人も増えます。

CO2も削減できます。

人と繋がることで、もっと大きな
メリットが待っているでしょう。

ネットビジネス最大のデメリット

ネットビジネスは、たった一人で
ある程度まで稼ぐことができます。

本当に素晴らしいビジネスです。

私も恩恵を享受している一人ですし、
今後もどんどんチャンスが生まれます。

でも、一方でその「デメリット」についても
十分理解しておく必要があるでしょう。

それは、

「孤立化」

です。

始めやすく、結果も出やすい分、
調子にも乗りやすいです。

「俺ってスゴイ」

という自信のせいで、周囲から
受け入れられない人間になってしまう
危険があります。

実際のところ、ビジネスは一人じゃ
何もできません。

一人じゃ“1円も”稼げません。

お客さんも含めて、大勢の人たちの力を
借りる必要があるのが事実なのに、
そこが“つい”見えなくなるんですよね。

偽善かもしれませんが、常に「助け合い」
の姿勢を心に刻んでおく必要があります。

私自身、今までの態度を反省した、
そんな冬至でした。