失敗の鉄板ルール
山下です、
私は負けるのが嫌いな人間です。
負けず嫌い。
勝負ごとになるとすぐ熱くなりますし、
ガッと視界が狭くなります。
でも、これは本当に気をつけないと
人生を台無しにしてしまうくらい
危険な行為なんです。
「勝ったか、負けたか」
これは「競争」の結果で決まります。
競争には必ず「ルール」があります。
じゃんけんでも、ゲームでも、試験でも、
スポーツでも、選挙でも、戦争でも、
ルールがなければ、競争できません。
そう、「誰かが決めたルール」。
これがクセモノなんです。
このルールの中に入り込んでしまうと、
ルール自体を盲信してしまいます。
視界がググッと狭くなってしまい、
考えることすらできなくなります。
例えば、陸上競技の100メートル走には
「早くゴールした人が勝ち」という
ルールがありますよね。
でも、なぜ、早いと勝ちなのでしょうか。
遅かったらダメなのでしょうか。
そもそも、なぜ勝ち負けを決める必要が
あるのでしょうか。
よくよく考えると疑問だらけです。
ところが、関係者はそんなこと考えません。
「ルールだから」
「当然でしょ」
と、考えることを拒否します。
どこの誰が、何のためにつくったのか
そんな疑問は持たないわけです。
そうして競争が始まります。
ルールを素直に受け入れ、
常に競争していると
「競争は良いことだ」
なんていう考えすら生まれます。
「競争があるから、社会は良くなる」
というフレーズまで生まれます。
これは本当に危険です。
真面目に働けば働くほど貧乏になるパターン。
頑張れば頑張るほど失敗するパターンです。
成功し、良い思いをしている人たちは
ルールをつくった人たちであり、
彼らは競争なんてしませんよ。
成功すればするほど、強ければ強いほど、
周りの家族や知人たちと協力している
というのが現実です。
競争ではなく、協力しています。
困っていれば、助ける。
うまくいっていれば、さらに手助けする。
こんな人間関係を持っているからこそ、
あらゆる面で成功しているわけです。
競争なんてしていません。
当たり前のことですが、
人間は1人じゃ生きていけません。
1人じゃ成功できません。
周囲にいる大勢の人たちに助けられて
成功します。
これ、超重要です。
超重要なんですが、競争人間になると
見えなくなります。
見えなくなり、他人を騙し、蹴落とし、
勝つことに専念するようになります。
だから危険なんです。
私たちは、それぞれ違う特徴を持って
産まれてきます。
ですから、競争することは不可能です。
不可能だからこそ、ルールをつくることで
可能にしているんですよね。
本当に趣味で競争を楽しむのであれば、
これは全然OKです。
でも、私のように負けず嫌いで、
のめり込んでしまうタイプの人間は
危険すぎるのでやめた方がいいです。
ちなみに、「負けず嫌い」って
若干おかしな日本語ですよね。
「負けず」って「勝つ」ですから
「勝つ嫌い」という意味です。
つまり、「負けたい」ということ。
あまり使わない方がいいかもしれませんね。
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