自殺した子供の気持ちを、もっと、もっと真剣に考えよう

山下です、

「自殺」について話します。

人は、生まれた瞬間から死につつあります。

私も、あなたも、いつか必ず死にます。

今までに人間は1000億人以上死にました。

例外なく、全員が、ある限定期間に生き、
そして死にました。

私も、あなたも、必ずその時が来ます。

ですから、私たちは

「どのように生きるか」

という命題を、つねに背負いながら、
旅の終点に向かって歩き続けます。

「生まれる」ことは喜びであり、
「死」は悲しみだと信じる人もいます。

そうじゃない、と言う人だって、
もちろんいます。

いろんな意見、人生がありますから、
決まったことは一つもありません。

ひ孫たちに囲まれながら、天寿を全うして
旅立った人。

ナイフで頚動脈をかっ切られ、出血多量で
命を落とした人。

それぞれに、それぞれの「人生」があって
決まったルールは、ないのかもしれません。

ただ唯一、全員の共通点があるとすれば、
それは「いつか死ぬ」ということです。

「自殺」という行為は、その最後の時を
自分で決める行為です。

自分で決めないのであれば、自分以外の何かに
決めてもらうことになります。

「自分で決める」か

「他に決められる」か

という大きな、そして極めて重大な違いがある
ことを理解しておく必要があります。

「自殺」と「自殺以外」とでは
同じ「死因」という単語ではまとめられないほど
異質だということです。

..

毎日、3000人ほどの日本人が死んでいます。

このうち70人が自殺です。

(年間で130万人死亡、自殺者は2万3千人)

今日も、約2%の人が自分で自分の最後を決めた
ということになります。

小学生から100歳以上の高齢者まで、
ほぼ全ての年代で自殺は起きています。

..

さて、ここからが本題です。

結論から先に言うと、

私は

「未成年の自殺はゼロにできる」

と信じています。

私には「自殺はダメだよ」なんて言う
資格がありません。

もちろん「良いことだよ」とも言えません。

本当に悪いことなのか、良いことなのか
全くわからないんです。

本人が決めることですからね。

一度の人生をどう生きるか、どう終わらせるか。
決められるのは本人だけです。

ですから、20歳以上であれば「自殺」も
答えの一つなのかもしれません。

でも、未成年は別。

子供には、人生を自分で決めれるだけの能力も、
経験も、知識も極端に少ない可能性が高いです。

ですから、「自分で決める」というよりも
「ムリやり追い込まれる」という悲劇について
最優先で考える必要があります。

537人。

未成年の年間自殺者数(平成27年)です。

3日に2人、自殺したことになります。

この人数を「0」にする方法があります。

それは、小学1~3年生の間で、毎日
『対応力』について徹底的に教えることです。

「学校に通わなくてもいい」

「毎日通学しなくてもいい」

「みんなの意見が全てではない」

「テストや部活が全てではない」

「良い子でいなくてもいい」

「自由に生きる権利がある」

「両親、家族の大切さ」

というような、幅広い選択肢を教えます。

学校で教えないなら、家で教えます。

当然です。

そうすれば、どんなにイジメられたって
どんなに苦しい思いをしたって、
柔軟に環境を変えることで対応できます。

最終的に対応できなくても、
両親が味方になってくれます。

自殺はゼロになりますよ。

..

自殺する本人は、本当に追い込まれています。

「生きるより死んだ方がマシ」

と思える状況です。

そんな状況に一度陥ってしまったら、
抜け出すことは不可能です。

これは凶悪犯に捕まった状況と似ています。

両手両足を縛られ、目隠しをされ、
銃口をこめかみにグリグリ押し付けれられ、
人差し指はもうすでに引き金にあてられ、
大声で罵倒されている..ような状態です。

全身の血の気が引いて真っ青になり、
ガクガクと足の震えが止まらない。

「もう、もう、ダメだ、終わりだ…」

という状況です。

精神的に極限まで追い詰められて、
絶望しかないんです。

そうしたら、

「いっそのこと、ひと思いにやってくれ」

って考えてしまいますよ。

そんな時に、第三者が遠く離れたところから

「死ぬ気でやれば、なんとかなる」

とか

「相談すれば?」

なんてアドバイスされても、
全く効果ありませんよね。

それで、

たまたまその場に正義のヒーローが現れて
助かったとしても、その後は一生トラウマです。

毎晩、夢でうなされて、寝汗びっしょり。

絶対忘れませんよ。

ですから、

「そもそも捕まらないための危機管理」

が重要なんです。

捕まってからどうするかではなく、
そもそも凶悪犯に捕まらないために
どんな予防が必要なのか。

もっと積極的に打ち出す必要があります。