なめたらアカン
前回の続編です、
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まだチェックしていない場合は
こちらで確認:
http://bbs-manager.net/tyuui-353.html
(恐ろしいですが事実です)
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今年も72万人ほど命を奪われます。
そう、殺されるんです。
人類史上最悪の殺人鬼について
ニュースですら放送されないですから
かなりヤバイです。
あなたも殺られますよ。
十分注意してください。
では、なぜ “危険" なのかという話をします。
危険なワケ
その1:ダイレクト注入
蚊は、あなたの肌にピタッとくっついた後
お尻の針をプチュッと突き刺します。
針の表面は細かい凹凸があって、
皮膚と接する面積を小さくしてあります。
接触面を小さくすることで、
痛みを感じにくいように工夫されているんです。
(この構造をマネした「痛くない注射針」もあります)
私たちの皮膚には何重にもバリアがあり、
バクテリア等が侵入することなど
不可能なくらい完璧に防御しています。
なので皮膚から異物が入ることはありません。
悪い菌が体内に入り込むルートは
ほぼほぼ決まっているんです。
それは皮膚からではなく、
- 目(×2)
- 鼻(×2)
- 口
- 耳(×2)
- 尿道
- 肛門
の合計『9個の穴』しかありません。
特に、私たちは呼吸をしていますから
鼻と口は1年中開いているようなものですよね。
なので、私たちの体も
これら9ヶ所については悪い奴らが入ってくることを前提
で構えています。
腕まくりをして指をポキポキ鳴らしなから
「いつでも来いや!」
って感じです。
ですが、「蚊」は例外です。
奇襲攻撃を受けるようなもので、
私たちの体は応戦が遅れてしまいます。
例えると、これって家のセキュリティーと同じなんです。
泥棒の侵入ルートって決まっていてますよね。
だいたい玄関か窓です。
ですから監視カメラや防犯用のカギも
玄関か窓を重点的に設置しますよね。
ところが…
寝静まった夜に、
壁からスーーッと変質者が現れたらどうでしょう。
「ウギャーーーー!!!」
って叫びますよね。
もう発狂するレベルですよね。
完全に度肝を抜かれると思います。
いくらセコムしてたってダメですし、
一生のトラウマになりますよ。
蚊もこれと同じことをやっているんです。
蚊がダイレクトに注入した虫の卵や病原菌は
私たちの体にとって本当に厄介です。
私たちの体は「蚊の攻撃」に対応できません。
完全に想定外なんですよ。
ですから体(特に免疫系)はパニック状態に陥り、
人が死にます。
たった小さな蚊の1刺しかもしれません。
それでも毎年72万人も犠牲になるほど
強力な1刺しになります。
本当に恐ろしいです。
その2:高いIQ
「蚊」と言われると何をイメージしますか。
- 小さい
- 夜
- 弱い
- 夏
- 不快な音(プゥ〜〜〜〜ン)
といったところでしょうか。
私はそうでした。
舐めてました。
舐めたらアカンです。
奴らの IQは想像以上に高いんですよ。
個体差はありますが、賢い奴は本当賢いです。
まず、あなたの行動を全て監視します。
タンスの陰から、天井の隅から、机の裏から
「スマホをいじっているのかな」
「食事中かな。仕事中かな。寝てるかな」
とジックリ見ています。
その上であなたの視界に入らないポイントを探り、
コッソリ近づき、着地します。
さらに、
- あなたが気付いているかどうか
- あなたは叩き潰すつもりかどうか
といったあなた自身の行動パターンまで
認識しています。
本当に厄介です。
ですから、彼らには
「いつ、どこを攻めるか」
という戦略があります。
「敵を過小評価して、やられました」
というような話はいくらでもありますよね。
相手は極悪非道の殺人鬼。
なめたらアカンのです。
その3:治療方法を知らない
そしてこれが最大の理由なのですが、
発病後の対処を誰も教えてくれません。
あなた自身、教えてもらった経験はありますかね。
恐らくないんじゃないでしょうか。
..
ここ50年以上、日本人は「蚊」を軽く見てきました。
実際に「蚊」のせいで身近な人が命を落とすことが
なかったせいでもあります。
しかし、これからは違います。
異国との交流が活発になればなるほど
蚊を媒体とするウイルス感染者も増えます。
感染者から「蚊」がウイルスに感染し、
「感染した蚊」に刺された人がまた感染します。
そうして感染者が爆発的に増えるわけです。
その時、あなたならどうしますか。
どのように治療しますか。
多くの人は病院に行くと思います。
しかし、その選択は間違いです。
残念ながら病院で治すことはできません。
ウイルスのように小さい生命体の場合は
体細胞に入り込んでしまいますから、
どんな薬も通用しません。
これから詳細を話し込むと長くなるので、
今日は
「薬は効かない」
とだけ覚えておいてくださいね。
また、下手に外出すると
さらに感染者を増やしかねません。
ですから、蚊に刺されて発病した場合、
自宅で療養するのがベストなんです。
ではどのように治療すれば良いかという話ですが
これは後ほど詳しくお伝えしますね。
刺されたらアウト
ハッキリ言いますね。
蚊のせいで発病するとかなり辛いです。
熱が出るとか、気分が悪いとかいうレベルじゃありません。
今まで経験したことのない戦慄を感じます。
「もう、ヤバイ!!」
と本能が叫び出します。
急激な発熱と発汗、寝ても悪夢の連続…
最悪です。
ですから、絶対に感染しないほうがいいです。
最高の予防策はなんと言っても
『刺されないこと』
です。
これ以外ありませんよ。
私自身、今回は本当に甘かったなと
深く反省しています。
思いっきり刺されてましたから。
ということで、私自身の後悔から生まれた
教訓についてあなたにシェアしておきます。
以下三つの掟を覚えておいてください。
第一の掟:昼も夜も関係ない
ヤツらは昼も夜も活動します。
日中は『ヤブ蚊』というのが、
夜は『アカイエ蚊』というのが活動します。
見分ける必要はありませんが、
『アカエイ蚊』は数キロ移動するので
家まで遠慮なしに入ってきます。
夜に室内で見かけることが多いのは
このためです。
しかし、ヤツらは一日中飛び回っている
ということを忘れてはいけません。
油断するとシッカリとヤられますから。
第二の掟:露出を減らす
蚊に刺されないようにするには
衣類でガードするのが一番です。
特に奴らはあなたの目が届かないアングルが大好きです。
足首とか、肘とか、耳の周辺とか、
見えないじゃないですか。
そういう所をしつこく攻めてきますよ。
ですから、靴下やズボンは効果的です。
盲点になる部分を衣類で保護しておけば
視界に入るところに攻撃するしかないわけです。
そしたらバチンと思いっきり叩き殺しましょう。
第三の掟:寝るときは警戒MAX
私たちは寝ている時、最も無防備になります。
ですから、寝る前に一匹でも蚊の気配を感じたら
相当注意する必要があります。
確実にヤられますからね。
蚊帳に入るのもいいと思います。
しかし、個人的に蚊帳は嫌いです。
なんとなく風通しが悪くなりますし、
高価ですからね。
数千円の安物はすぐに破れますから
買わないほうが良いです。
そうすると、1人用でも3万円くらいしますからね。
ですから、私自身悩んだわけです。
寝ている時であっても、どうすれば身を守れるのか。
結構悩みました。
私の希望としては
- 今すぐ蚊を退治したい
- お金はかけたくない
- 毎日、ラクに済ませたい
とまあこんな感じでした。
こんな私のわがままを叶えてくれる解決方法なんて..
あるわけないよな…
っと思っていました。
でも、ピッタリの逸材があったんです。
一撃でヤツらを殲滅
それは、
『おすだけノーマット(アース製薬)』です。

数年前から薬局で見かけてはいたのですが、
無視してました。
代わりに電気式のやつを使っていましたからね。
だって、たったワンプッシュで12時間も
効果があるなんて怪しいじゃないですか。
それだけ効果があるということは、
それだけ体にも悪い..ということですからね。
どんだけ有害なんだよとか思ってたので
買わなかったんです。
でも、詳しく調べてみると
それほど警戒する必要がないことが分かりました。
おすだけノーマットの有効成分は
「トランスフルトリン」です。
製造元のアース製薬さんに電話で聞いたのですが、
「哺乳類なら大丈夫」
なのだそうです。
哺乳類なら、この化合物を体内で分解できるので
吸い込んでも影響はないそうです。
つまり人間には効かないということです。
(ちなみに鳥も大丈夫らしい)
でも、それ以外だと神経毒として作用します。
つまり、魚類とか爬虫類とか両生類、
そして昆虫やクモ、ダニなんかだと
死んでしまうわけです。
ですから、いくら私たちが哺乳類だといっても
完全に無害じゃないんだろうと私は思います。
あくまでも使いすぎには注意しましょう。
天才すぎる化学者
ここまでの話で若干引っかかりませんかね。
「哺乳類と鳥類以外を殺してしまう物質」
なんて、都合が良すぎると思いませんかね。
もし本当にアース製薬さんの話が本当だとしたら
最初に発見した人ってスゴすぎます。
相当スゴイですよ。
今まで人類に貢献してきた実績を考えれば
それはもう異次元レベルの功績ですからね。
なので、ここで手短に背景を話しておきます。
そもそもの話になりますが、昔からある種類の植物は
虫を寄せ付けない効果があるとこが知れれていました。

除虫菊とか虫除け菊とか呼ばれました。
それで、その植物を科学的に分析したところ
ある化合物が効いているということが分かりました。
1910年にヘルマン・シュタウディンガー
という化学者が発表したのです。

名前からしてもうすでにスゴそうですよね。
顔つきも賢うそうですしね。
彼はその成分を「ピレトリン」と名付けました。
今では「ピレトリンみたいなもの」を
まとめて「ピレスロイド」と言います。
こんな感じの作りであれば、効くよ
ということです。

そして、アース製薬さんが利用している
「トランスフルトリン」もピレスロイドです。

フッ素 ( F ) や塩素 ( Cl ) を人工的に付けることで
効果や使いやすさを高めているわけです。
当時は世界中の研究者たちが注目したわけですから
もちろん彼一人の功績ではありません。
でも、ヘルマン・シュタウディンガー氏は
他にもスゴすぎる研究を連発したので
彼の功績がピックアップされる場合が多いです。
ちなみにヘルマン・シュタウディンガー氏は
1953年にノーベル化学賞を受賞しています。
今では当たり前のように使われているプラスチックも
最初に発案した人です。
もう言葉にならないくらい感謝ですよね。
そんなヘルマン・シュタウディンガー氏の思い出を胸に
私はドラッグストアーへ向かいました。
そして、右手でガシッと商品を掴み、
レジで購入しました( 970 円 )。
パッケージから出してみると
かなりコンパクトです。

このサイズですから、特に旅行先で大活躍すると思います。
せっかくなので、実際に使ってみて気づいた点や
肝心の効果についてもお話ししておきますね。
使い方
いよいよ偉大な先輩方の恩恵を受ける時がきました。
ドキドキしながらパッケージから本体を取り出します。
キャップを外してボタンに人差し指を乗せ、構えます。
「押しすぎたらダメだ」
何しろ1回で12時間も虫を殺傷し続ける毒ですから、
慎重になるわけです。
そして最初のワンプッシュ。
チョロっとしか出ませんでした。
それこそ「チュ」って感じです。
「あれ?こんなもんで12時間も効くのかな」
と、かなり疑っていまうくらい少ない量でした。
その後様子を見ていましたが、
元気に蚊は飛び回っています。
「おいおい、トランスフルトリン」
「こんなもんじゃないだろ?」
思い切ってもう一回プッシュ。
するとビックリするくらい出ました。
こんなに小さなボディーなのに
1メートルくらい噴霧されました。
「チュッとおすだけ」と書いてありますが、
全然そんな感じじゃないです。
「ジュバ!!」って感じで結構飛びますよ。
ちなみに、とび出る霧は「灯油」です。
油にトランスフルトリンなどを混ぜてありますから
この油が床や壁にくっついてイイ感じに蒸発するわけです。
効果
実際に使ってみた効果ですが、
ワンプッシュしたら2日間くらい蚊を見なくなります。
なので夜も本当に安心してぐっすりと寝ることができます。
舌や喉が若干ピリピリする感覚がありますが、
電気式ノーマットを使っていた時と
ほとんど変わらないと思います。
これで970円だったら買いですよ。
ということで、私は寝る5時間くらい前に
ジュバっと一吹きしています。
それからは一箇所も刺されていません。
あなたも是非使ってみてください。
あ、くれぐれも魚とかカブトムシとかトカゲとか
飼っている人は使っちゃダメですよ。
すぐ死んじゃいますから。
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