天狗の鼻
山下です、
私は「偉そうな人」をみると
本当にムカッとくる人間です。
つい、
「ずいぶんと、偉そうですね」
なんて言ってしまいます。
まあ、私自身もそういうことがないよう
それだけ気をつける必要がありますけど。
それにしても、多いです。
偉そうな人。
そういう人って、まわりから指摘されないので
余計に鼻がニョキニョキ伸びるんですよね。
「天狗になる」っていうヤツです。
勘違い天狗ランキング
第1位:仕事天狗
自分の職業で「偉い」と勘違いしてしまうパターン。
これはもう、一番多いですね。
例えば、
内閣総理大臣とか、財務大臣とか、防衛大臣。
国会議員=偉い
という大いなる妄想があります。
彼らは他の人から期間限定で
権限を委託されているだけです。
一人じゃ何もできない、ただの一人間です。
偉くもなんともないんですよね。
例えば、
事務次官、長官、公務員。
キャリア=偉い
という壮大な勘違いがあります。
彼らは、誰に頼まれるでもなく、
勝手に「テスト勉強頑張りました」
という人たち。
期間限定で地位をレンタルしている
だけの人たち。
ちっとも偉くありません。
例えば、
大企業のオーナー、社長、多くの上司、
医師、弁護士、警察官。
頑張った=偉い
という勘違いが根強いです。
彼らは
「勤務年数がながいから」
とか、
「創業者だから」
という理由で、ふんぞり返ります。
いえいえ、ちっとも偉くありません。
勝手に頑張って、勝手に結果を出した。
ただそれだけのことです。
第2位:有名天狗
次に多い天狗です。
例えば、
芸能人、スポーツ選手、俳優。
知名度=偉い
という、どうしようもない勘違いを
してしまうパターンです。
誰も頼んでいないのに自分からメディアに出て、
いろいろしている、だけの人たち。
これっぽっちも偉くないですよ。
第3位:資産天狗
札束で往復ビンタするような人たちです。
自分の家族がお金持ちとか、株で儲けたとか、
一生働く必要のない人たち。
中にはふんぞり返っている人もいます。
いえいえ、偉いわけじゃないです。
–
以上、3種類の天狗たちを紹介しました。
一つだけ補足すると、彼らは最初から天狗
だったわけじゃありません。
周りの人たちに、鼻を伸ばされてた人たちです。
毎日毎日、粘土細工をこねくり回すように
鼻をコネコネされて、不自然な形になっています。
仕事天狗については、仕事が欲しくてヘコヘコします。
有名天狗については、ただのミーハー。
資産天狗については、お金が欲しくてゴマ擦り。
そうして出来上がった天狗たちですから、
ある意味、被害者なのかもしれません。
そうであれば、「かわいそうな人たち」
なのかもしれません。
これ以上被害者を増やさないためにも、
今日からみんなで指摘してあげましょう。
「偉そうですよ!」
「鼻、伸びでますよ!」
ってね。
ここまでの話だと、
「じゃあ、偉い人って、いないということですか」
と思われるかもしれません。
いいえ、います。
一言で説明するなら、
「他人のためになることを、した人」
です。
他人の人数が多ければ多いほど、
ためになることが大きければ大きいほど、
その人は「偉い」です。
言われてみれば、当たり前。
でも、その当たり前を忘れてしまって
天狗になっちゃうんですよね。
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