待機児童と産みの親
山下です、
待機児童について話します。
「問題だ!問題だ!」
と騒いでいるようですが、
私には理解できません。
全く理解できません。
まず、新しく生まれた子供の数を
把握しておきましょう。
1950年、250万人。
1970年、200万人。
2015年、100万人。
このように、減少しています。
50年間で、半減です。
小学校に入学するのが6歳ですから、
5歳~3歳が待機児童だとします。
つまり、待機児童になりうる人数は
1970年: 200万人 × 3 = 600万人
2015年: 100万人 × 3 = 300万人
いたことになります。
施設の定員は200万人。
これはずっと変わっていません。
ですから、待機児童の最大数は、
1970年: 600万人 – 200万人 = 400万人
2015年: 300万人 – 200万人 = 100万人
ということになります。
ここでハッキリ言えることは、
「そもそも、全員受け入れはムリ」
ということと、
「そもそも、昔より今の方が好条件」
ということです。
にもかかわらず、待機児童が問題だ
といわれてもピンときません。
日本政府の調べによると、待機児童は
全国で2万人いるそうです。
最大100万人いるはずですが、
実際は2万人だそうです。
残り98万人は、一体どこにいったのでしょうか。
消えてしまったのでしょうか。
もしそうなら、これはもう有史以来の大問題です。
でも、安心してください。
98万人の子供たちは、両親と一緒に
家で楽しく過ごしています。
当然といえば、当然ですよね。
大切な自分の子供ですから。
本当の問題は、
「施設に預けられる子供が200万人もいる」
ということです。
ところが、今はその200万人に入れなかった
2万人が問題ということになっています。
逆ですよ。
そもそも、かわいい子供たちが、
お母さんと一緒に過ごせないということが
大問題なんです。
で、お母さんは何をしているのかというと、
職場で働きます。
夫の収入が少ないので、妻も社会進出。
これでもうハッキリしました。
待機児童問題をつくり出している犯人は、
「身勝手な親」です。
子育てを他人に外注する身勝手な親です。
待機児童の問題といわれると、なんとなく
児童(子供)が問題なんじゃないかと
錯覚してしまいます。
ですから、今後は待機児童という言葉は
使用禁止にしましょう。
これからは、
「子育て放棄問題」
「親の貧困問題」
「バカ親問題」
というべきです。
子供と仕事、どっちが大切でしょうか。
「子供の方が大切です」
と答えた親が、子供たち98万人の親です。
「仕事の方が大切です」
と答えた親が、子供たち202万人の親です。
いったい、どっちが問題なのでしょうか。
まだ言いたいことはありますが、
続きはまた今度にします。
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