私がFXから足を洗った理由

山下です、

私は昔、外国為替証拠金取引(FX)で
けっこうな利益を出していました。

今でもはっきり覚えています。

FXを始めてから4年間くらいは
ずっと負け越していました。

ところが、ある法則に気づいてから、
全く負けなくなったんです。

勝ちまくりました。

無敵モード、神がかったトレードの
領域に達したわけです。

「世界一の億万長者になれる」

と確信し、もう楽しくて、興奮して、
一日中トレードばかりしていました。

そんな日が3ヶ月ほど続きました。

すると、ある日突然

「口座の閉鎖」

..

FX業者からの一方的な通知で、
強制終了。

当時の私は、かなりイケイケでしたし
調子にも乗っていました。

そんな出鼻をポキンと折られたわけですから
もうたまったもんじゃありません。

納得できるわけありません。

何回も抗議しました。

「取引量が増え、コンプライアンスに反する」

というなんとも適当な理由を説明され、
何度も反論しました。

それでも、一切ダメ。

もう社内会議で決定したらしいです。

その時私は怒っていましたが、同時に
ドス黒い世界を垣間見たような恐怖も
感じていました。

利用者の損失がFX業者の利益になる世界..

FXって、パチンコとおんなじなんですよね。

負ける人にはいくら負けてもらっても良い。

でも、勝つ人にはポンポンと肩を叩いて
イチャモンをつける。

勝ちすぎる人は入店拒否。

そういう世界ですよ。

それから数週間後、

「一体何をしてきたんだろう」

って、冷静に考えました。

相場の変動で、勝った負けたと騒いで、
一体何のために時間を使ったんだろう。

FX業者は他にもたくさんありますがら、
また新しく始めるという選択肢もありました。

でも、心の奥に何かが引っかかったんですよね。

一言で表現するなら

「虚しさ」

です。

勝った時は楽しいですよ。

負けた時は悔しいですから、
また次のチャンスを狙います。

それだけなんですよね。

本当にそれだけ。

しかも、利用者が勝てば勝つほど
誰も喜ばないんですよね。

むしろ嫌われます。

利用者の利益はFX業者の損失ですから
社員さんなんかに冷遇されるわけです。

給料を盗まれているようなものですからね。

逆に、利用者の損失はFX業者の利益ですから
負ける人は大歓迎。

ジャンジャン負けてもらえば、社員さんの
給料もアップします。

それで、完全にやめることにしました。

そしてコピーライターとして、起業家として
もっと意味のあることに時間を使う日々を
送るようになりました。

奥深いコンテンツの世界に触れ、
いろんな人と出会い、感謝され、
充実しています。

FXやめて良かったな..としみじみ感じますね。

目先の利益、短期的な結果を求めず、
長期的にしっかりと腰を据えて取り組むことの
大切さを実感する日々です。