神の余命宣告

山下です、

余命宣告について一言。

「あなたの余命はあと3年です」

と医師が言うアレです。

なんでそんなこと分かるんですかね。

人の寿命が予知できるなんて、
本当に、本当に不思議です。

私にはとても信じられないんですよ。

どうしても適当に言っているとしか
思えないんですよね。

あなたはどう思います?

病院で白衣を着たおじさんから
バシンと余命宣告されたら、
どう思います?

私だったら、やっぱりビックリは
すると思うんですよね。

どちらかといえば信じていない私でも
ビックリするでしょうから、信じている人
にとっては相当ショックでしょう。

「あ…もうダメなんだ…」

って思うじゃないですか。

精神的にも肉体的にも弱っていれば
なおさら凹みますよ。

そしたら元気もなくなりますし、
治る病気も治らなくなりますよ。

そりゃ1日後とか2日後とかだったら
分かるかもしれませんよ、余命の宣告も。

内臓破裂、脊椎損傷、呼吸停止、出血多量

そんな状況だったら

「今夜が山です」

と言ってもいいかもしれません。

まあ、よくはないですけど
真実味はあると思うんです。

でも、それって別に医師免許がなくても
私でも分かりますからね。

小学生でも多分分かりますよ。

「そりゃそうでしょうね」

って言うでしょうからね。

ところが、これが半年とか1年とか3年とか
なってくると、もう分からないんですよ。

医者という立場上、

「分かりません」

とは言えませんから、だから一応言う。

嘘でも言う。

そのレベルの話なんでしょう。

私は医者でも研究者でもありませんから
本当のことは分かりません。

なので、反論は多くあるでしょう。

でも、それでも言います。

余命宣告なんて悪質なウソです。

なぜか。

ちょっと考えてみてください。

現代科学って、そんなに進歩してないんです。

例えば天気予報。

世界中の政府が何十兆円ものお金を使って
天気を予報しようと頑張っています。

それで予見できるのは、せいぜい2日前まで。

1年後、3年後なんて分かりませんよね。

地震予知なんてもうヒドイものです。

一度も当たったことがないんですからね。

株価も為替相場も、予測は不可能。

絶対ムリ。

頑張ってはいますけど、そんなもんなんです。

それで、医療はもっとヒドイんですよ。

これはもう全世界で何千兆円使われてきたか
分からないほど大きな業界ですが、今まで
一度も病気を治したことがないんです。

そう、人類史上一度もありません。

治すのはあくまでも私たちの体自身ですから、
医者はサポーターであり、それを応援する人
でしかありません。

ですから、治癒の手助けはしますが、
治したことなんて一度もないわけです。

そんな人が本当に正しく余命を
予知できるんでしょうかね。

ムリでしょ。

ムリですよ。

私たちの体って本当に複雑ですし、
まだまだ未知の現象が多すぎますから
余命宣告なんて絶対ムリです。

そんな未来予測できるような技術があるなら
病気を治してくれよって言いたいんですよね。

治したことが一度もない人に言われても
本当に迷惑でしかありませんから。

さらにタチが悪いのは、その宣告が
ハズれた時ですよ。

例えば、

「あなたの余命は3年です」

と言われたとしましょう。

「もうダメだ」

と思いながら、3年以上生きたとしましょう。

5年経っても、10年経っても元気だったら、
その医者はなんて言いますかね。

多分、

「良かったですね」

「頑張りましたね」

「ラッキーでしたね」

なんて言うんじゃないでしょうか。

余命を宣告された本人だって

「ウソつき!」

とは怒りません。

むしろ

「良かった!助かった!!!」

って喜びますよ。

だって医師の言葉を信じてたんですから。

私のようなひねくれ者だったら
最初から相手にしませんから、
喜びも怒りもしませんけどね。

そう、当たっても、ハズレても
誰からも責められず、責任ゼロ。

まさに言いたい放題。

それが余命宣告なんです。

これって、ただ“死の恐怖”を
味わわせるだけですよ。

絞首刑の日を待ちながら暮らす
死刑囚と同じじゃないですか。

ヒドイもんです。

少なくとも真っ当に生きている人に
余命宣告なんてしちゃダメでしょ。

「いや統計学によると…」

という反論もあるでしょう。

教科書やデータ・ブックと睨めっこして
電卓を叩いた結果なんでしょうが、
それこそ大間違いなんです。

いくらテスト勉強ができたとしても、
過去のデータ整理が得意だよというだけの話で、
未来は予見できません。

そんな超能力は、多分ないです。

そもそも過去の事例、他人の症状と対比して
計算でるようなことじゃありませんよ。

現在、主流になっている西洋医学って
ヨーロッパ発祥なんですよね。

キリスト教徒の国々です。

そこでは絶対的な『神』が一人いて、
彼のいうことは絶対的に正しい。

週末になると教会に集い、
そう伝えられてきた人々です。

当然ながら医学だってこの影響を
濃厚に受けているわけです。

命に関わるような最重要課題について
神に祈るような気持ちで医師にも
助けを求めます。

ですから、

「分かりません」

とは言えない。

たとえ分からないことであっても
患者さんの安心のために毅然と振る舞う。

まるで聖書に書いてある真実かのように
余命を宣告する。

そうして今の余命宣告が誕生したんでしょう。

キリスト教徒ではない私にとって、
凄く違和感を感じてしまいます。

いや、キリスト教徒でも違和感を感じる人って
いると思いますけどね。

どうなんですかね。

とりあえず、こんな無意味なこと
スグにやめてほしいですね。