ずるい日本語(内田伸哉)まずは手堅く初心者レベルを卒業できる一冊

2017/12/21

山下です、

初心者コピーライターを
たった10分で卒業できる本
を発見しました。

タイトルは、

『ずるい日本語』

です。

「ずるい日本語」(定価)1400円+税。(発)2016年5月12日、東洋経済新報社。(著)内田伸哉(うちだ・しんや)ヤフー株式会社 ブランドマネジメント室室長。

ある日、書店でビビっと感じるものがあって、
それで手にとってみたのがキッカケでした。

それまで私が地道に勉強してきた内容が、
ぎっしり、そしてシンプルにギュギュッと
詰まった一冊だったんです。

すぐ買いましたよ。

この本、具体的には簡単にコピーを書く方法
を25種類紹介してあります。

25って、ちょっと多いですよね。

実際すぐ忘れます..

覚えて、書いて、忘れて、
また覚えて、また書いて、また忘れて…

私なんてこの繰り返しですからね。

ですから、この本が一冊手元にあれば
常に、すぐにチェックできて、
非常に助かるわけです。

とくに裏表紙には、

「早く、強く、簡単に伝わる25のテクニック」

という見開きのようなページが付いていて、
それをビヨーンと伸ばすと、表と裏で
全部復習できる作りなんです。

図解も載っていて一目で理解できる
ような工夫もあります。

素晴らしいです。

ですから、ちょっとでもコピーの勉強をした人
であれば、忘れていたり、弱いテクニックだけ
を復習すればいいわけですから、
もう1分くらいで読めます。

まったくの初心者さんでも、10分もあれば
十分レベルアップできますよ。

というのもこの本、内容はとても簡単。

まず、「何を言うか」を決める。

次に、「どう言うか」を決める。

たったこれだけの内容なんです。

実際のもうちょっと詳しいところは
「CHAPTER 0」の約10ページで
全て解説してあります。

ですから、この10ページだけ集中すれば
全部理解したようなもの。

5分もかからないですよ、10ページだったら。

残りの5分で、

「へー、そんなもんかー」

くらいの気持ちでパラパラとページを
めくってみましょう。

あとは使いたくなったテクニックを、
どんどん実践あるのみですね。

で、内容はこんな感じ。

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もくじ

はじめに 言葉がハマれば、心は動く。
この本の構成

CHAPTER 0
What to say 心動かす言葉の、大黒柱を設計する

CHAPTER 1
IMPACT 思わず振り向かせる。
1 問題定義 「5秒で爆発」と言えば相手は振り向く。
2 逆説文頭 子供に「勉強するな」と言うと逆にやる。
3 比較対句 人間は比較する生き物。
4 語部口調 ストーリー化でハラオチ感が2倍増。
5 印象操作 タウリン1gより1000mg、印象は言い方だ。

CHAPTER 2
FUN 退屈を感じさせない、ワクワクさせる言葉。
6 過激導入 過剰さは、突っ込み精神をくすぐる。
7 用語謎解 専門用語をナゾナゾ化しよう。
8 反転文脈 最低は最高のほめ言葉。
9 俯瞰目線 神の目線で、物申せ。
10 表現拡散 10の方向から、言葉を考えよ。

CHAPTER 3
SYMPATHY 同意こそ、心に浸透させる最大の武器。
11 理念伝達 WHYが届けば、心は射抜ける。
12 過去事例 「具体例」は、「説得力」の母。
13 本音暴露 裸の言葉が、共感を生む
14 他者評価 「客観評価語」がブランドを造る。
15 最強数字 言葉のプロは、1番強い数字を探す。

CHAPTER 4
SPEED 相手の脳みそに秒速でリーチする。
16 粘着重複 何度も、何度も、何度も言おう。
17 造語主義 作った言葉は、強く聞こえる。
18 並列処理 頭に飛び込む、言葉のリズム。
19 文章圧縮 100行書いて、10行に。
20 幹一葉三 背骨一つ、要点3つが記憶の限界。

CHAPTER 5
ACTION 相手の「心」と、「行動」を変える。
21 低層欲求 簡単なお願い、で人を動かせ。
22 高層欲求 高い要求は、感情を麻痺させる。
23 類似事例 言い換えよ。されば、腹落ちる。
24 時間単語 数字のない時間後、絶対禁止。
25 断定断言 言い切れば、説得できる。

コラム 25の「How to say」の使い方。
おわりに

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なんだかシンプルさにこだわってる感
ありますよね。

いい感じです。

「CHAPTER 0」を5分で読み、
「CHAPTER 1 ~ 5」を5分でチェック。

その後、一つだけ実践してみる。

簡単ですよね。

この25個のテクニック、基本中の基本です。

そばに置いておくだけでも、心強い味方に
なってくれますよ。

あ、それと“大事なこと”を
言い忘れていました。

この本が画期的なのは、

「相手の感情変化」と「テクニック」

が、ある程度リンクしている点です。

完成度は低いかもしれませんが、

「相手の気持ちをどうしたいのか」

という目線でテクニックが分類
されていますよね。

(もくじ参照)

後々かなり重要になってきますから、
今のうちから意識しておくべきです。

最後に著者、内田さんの言葉を紹介して、
なぜ、本のタイトルが「ずるい日本語」なのか、
説明に変えて今回の話は終わりです。

「おわりに」より抜粋

最後に、1点だけ補足をしてきます。本書は、『ずるい日本語』というタイトルでここまでやってきましたが、実はこの本、大してずるいことは書いていません。あえてずるっぽい章をあげるとしたら「21. 低層要求」と「22. 高層要求」くらいではないしょうか。

では、なぜこのようなタイトルをつけたのか。それは言葉やコミュニケーションを考えるとき、常に、ちょっとだけ「ずる賢い気持ち」を大切にして欲しいという思いからなのです。
(中略)
ですが、固い言語と国民性だからこそ、ちょっとお茶目で、いたずら心を持った「ずる賢い精神」を持ちながらコミニケーションをつくって欲しいのです。

「真面目な会議だけど、冒頭10秒だけ笑いをとって和ませてみよう」とか「固い上司たけど、ちょっとだけいじってみよ」とか「公式の場の発言だけど遊び心をいれてみよう」とか。

この本で紹介したい25の項目、どの方法で考えるときも、そんなちょっとした遊び心を忘れて欲しくない、という思いから「ずるい日本語」というタイトルをつけました。