絶対に笑ってはいけない浜田さんの黒塗りメイク
山下です、
人種差別。
日本でそんな発想を持った人、
私は今まで見たことがありません。
日本で何十年も生活し、それなりに
日本語にも自信があります。
だから、外国人が知っているよりも
私の方が日本のことを知っている
と信じたいんですよね。
というのも、大晦日のテレビ番組
『絶対に笑ってはいけない
アメリカンポリス24時』
という番組で、ダウンタウンの
浜田雅功さんが顔を黒く塗ったことに対して、
アメリカ人(神奈川県在住)の意見が
大々的に取り上げられていたんですよね。
そのアメリカ人の本意はともかく、
「差別だ!問題だぞ!」
という印象でした。
日本のお笑い芸
たったアメリカ人一人の意見が、
なぜこれほど重視されるのか。
違和感しかなかったです。
この違和感。
今回に限らず、今までに何度もこの違和感、
感たことってありましたよ。
それは、一言で表現するなら、
「海外ではこうだ!」
という違和感です。
実際、そのアメリカ人も
「アメリカではこーで、あーで」
という話をしたらしいですが、
いやいや、ここは日本ですよ。
意見するのは自由ですが、日本人の意見は
尊重されないんでしょうかね。
外国人が知っているよりも
私は日本のことを知っている
と信じたいんですよね。
笑ったら罰としてお尻を叩かれる。
笑っちゃいけない状況が
さらに笑いを誘う。
そういうバラエティー番組ですよ。
その中で、浜田さんが黒人のような
メイクで登場。
これ、「ボケ」です。
自分を一旦下げることでギャップを作り、
「いやいや、違うでしょ」
という「ツッコミ」で正常に戻す。
自然と正常に戻したいと思わせることで
お客さんの共感と笑いを誘うわけです。
堂々としたボケであればあるほど、そして
堂々としたツッコミであればあるほど、
この2つが揃った時、爆笑が起こります。
ですから、浜田さんのボケに対して、
視聴者が突っ込んだわけですよね。
「いやいや、浜田さん」
「何してるんですか!」
「くだらないですよ」
というツッコミを誘うための
ボケですよ。
浜田さんがボケ、浜田さんが笑われた。
この一連の流れに、黒人差別のことなど
1ミリも出てこないんですよね。
差別だらけの日本
表面的に、見た目だけで判断すれば、
浜田さんが黒人を卑下するために変装し、
その差別意識に視聴者も共感し、笑った。
と見えるのかもしれません。
であれば、あえて正しいとするなら、
日本って人種差別大国ですよ。
今回の番組内だけでも、
「アメリカン・ポリス」という表現、
そして出演者のアメリカっぽいコスプレ。
アメリカ人に対する人種差別です。
タイキック。
タイ人に対する人種差別です。
松本さんの金髪なんて絶対ダメ。
北欧人に対する人種差別です。
ネクタイ、スーツ、革靴、短髪もダメ。
白人に対する人種差別です。
そもそもお尻の殴打、ビンタなんて傷害。
それをみて笑うなんて、もう思いっきり
人権問題として国連ナントカ委員から非難されて、
全くおかしくありません。
さらに日常生活まで視野を広げます。
日本人が営むフランス、イタリア、インド料理店
なんてダメでしょう。
フランス人、イタリア人、インド人に対する
人種差別です。
マクドナルド、スターバックス、ケンタッキー
アップル、アマゾン、マイクロソフトも
当然ダメ。
アメリカ人に対する人種差別です。
..
もうキリがないのでやめますが、
ここで私が言いたいのは
本当に当たり前のこと。
良いか、悪いか。
正しいか、間違いか。
全て私たち日本人が決めますよ。
ってことです。
私たちがすでに持っている規範や道徳で
私たちが判断します。
私たちが人権問題、犯罪、人種差別だと判断
すれば、番組だろうが商品だろうが、
スグに消滅します。
逆に、存続しているということは
大多数に評価されているというこです。
その評価を批判するということは、
私たちを批判していることと
全く同じことなんですよね。
笑ってはいけない真実
そして最後。
これだけは言わせてください。
400年以上黒人を奴隷扱いしてきた白人。
アフリカ大陸を勝手に植民地化し、
奴隷貿易で巨万乗りを得てきた欧州、
そしてアメリカ。
彼らに人権問題を語る資格はありませんよ。
バリバリの権化ですから。
時間も経ったことだし、あえて語れるとすれば
「反省しています」
という一言から、始める場合のみでしょう。
「私たちは反省しています」
「酷すぎる人権侵害を続けてきました」
「ごめんなさい」
「実は今でも人種で差別してます」
「でも、昔よりはマシです」
「そんな私たち“海外”が言うのもなんですが…」
という流れなら、まあ聞いてあげても
いいかもしれませんね。
説得力ゼロですけど。
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